新酒の解禁が近づいておりますが、今年はあまり聞かないな?まだ、直前まで派手に宣伝はしないのかもしれませんが予約販売に関してはそろそろ落ち着く頃かと。
昨年も直前にはラジオやテレビでも色々と聞こえておりましたが、今年もそれは変わらないかもしれないな。
今年も第三木曜日の深夜0:00からなので実質は、17日の深夜からのサービスになります。まま、この晩は流石に落ち着いてはいるでしょうが昨年と同じくルイ・ジャドの3Lのヴィラージュを1本だけですが頂く予定です。この週末で、昨年も無くなりましたが今年は如何なものでしょうか。出来は変わらず良年のようですが。
で、昨夜の官能のワインは
・Chateau Climans’94 Sauternes
・Chateau Grillet’93 Neyret−Gachet
・Clos de Vougeot’87 Alain Hudelot Noellat
前半の展開は、少しだけ。やや、11月の勢いにもゆっくりさを昨夜同様に感じながらも。
貴腐なら飲める!そんな表現は女の子ならまだ、ですがおじ様ですとやや愛らしさとは?でもありますが。元々、お酒には弱い方なだけにそれでもご利用いただける選択肢にこの貴腐が有るのであればそれは有難い。
500mlの’94のクリマンは、やや未だ貴腐のニュアンスの強さが残るだけにアルコール感は否めませんが”梅酒のよう”と言う表現は解ります。
後半の微妙な会話にやや飽き飽きしていた頃の何時ものマダムのお越しは、久々に救世主のように。
ネイレ・ガシェの単独所有のシャトー・グリエは、ヴィオニエの銘酒で。難しい時代を経てきた’93かもしれませんが個人的にはローヌのぼったりとした味わいまだは行かない、ボトル形状の縦長の姿とも印象は相まって優しさも。
次回は’83の入荷がこれまた楽しみです。
〆はドクターの皆様。気の合うマダムも会話に華が咲かれ、しばしの大人の世界も垣間見れた?かもしれませんが。
お手ごろ感が未だに感じられる、アラン・ユドロ・ノエラ。グラン・クリュの’87ですから他の作り手のものからすると随分お利口で。今回のボトルもエチケットは張替えですが、コルクは十二分に浸透しており熟成感もとても楽しめる深夜の非常に深遠でありまたややチャーミングな味わいも。
Sommelier R.Imamura