Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュ

”約束の葡萄畑”12月11日から京都シネマさんで放映される映画のチラシが届けられ。今回の題材はブルゴーニュの葡萄畑での理想のワインを造るべく野心を燃やす農夫が主人公で。
”愛、痛み、喜び、情熱、渇望、忍耐そして再生・・・・・ 人生をワイン造りになぞらえた芳醇な物語”
そんな見出しの興味深いもののようです。
で昨夜のブルゴーニュ
・Chambolle Musigny Les Argillieres’83 Ponnelle
・Beaune Vigne Franches’76 Louis Latour
・Clos de Vougeot’87 Alain Hudelot Noellat
何とも難しいことも沢山あるもので、大分考えさせられましたが。
今年も星を維持された、鰻割烹まえはらさん昨夜のご利用で本日お昼のお食事を家族でいただきに伺わせていただきましたが今宵も随分飲まれている模様。
共通の税理士さんもご一緒で、1本目の’83は先ごろ御目出度いお話があられたジュニアの生まれ年。人気のシャンボールのプルミエながらも、このポネルは一線級とは行かないもののお買い得なボトル。確かに華やかさよりもやや土臭い大地の味わいかもしれない、そこが価格に反映かも。
2本目はボーヌに飛んで。’76になると流石にまた異なる柔らかさを。安定感を求めるべくのルイ・ラトゥールは、やはり何時もオールドでも確実な平均点以上を。淡さすらも感じさせる、洗練のボトル。
中休みを挟んでの今度はグラン・クリュを。連日の使用は私のみが知ることですが、今宵もユドロ・ノエラは香りにグラン・クリュのエッセンスを散りばめて。幾分、今宵は若さすら感じさせられましたがやはり何となく畑の格は感じさせられるものです。何故、そこが特級に値するのか?
正に”約束の葡萄畑”の映画にもまた相応しい展開ではないでしょうか?

              Sommelier R.Imamura