Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

飲みましたな・・・

連日ではありますが昨夜も随分と飲ませていただき、久々にやや嘔吐感を感じましたがやはり吐けませんでした。もう、久しくここ5年くらいは吐けない体に。すっきりはするのでしょうが、まあ逆に最終のグラッパが体調を整えてくれているのかもしれません。
さて、昨夜の面々は
・Remey Claret’05 Napa Valley
・Chateau La Pointe’82 Pomerol
・Corton’96 Louis Latour
・Pommery Brut’89
・Chateau Filhot’90 Sauternes
鰻割烹”まえはら”さん、お付き合いは変わらずで昨夜も今後の展開についてのお話も兼て。ただ、実際は途中からは何時もの如く飲みつ飲まれつの状況に。どちらさんもワインのセールスには苦戦されておられるもので、現実の単価アップの手段にも考えておられるでしょう。
レーメイはいつも通りのマッチョな印象、ただ最近ムッシュ自身にもこの味わいから優しさへと移行される瞬間も。
ボルドーの熟成へ。この辺りの値ごろ感を感じさせてくれるワインの味わいをビジネス的にもご理解いただければ素敵な気も。
で3本目はコルトンを。これはもう素晴らしい、何度かこの銘柄の’96は纏めて仕入れていましたが年を経てもまた味わい深く、そして以前の若々しさにも充実感がございました。
いつものムッシュは今宵は両手に華で。女性の印象は髪型でまたとても変わるもので。ポメリーの’89は綺麗に熟成をしておりヴィンテージ・クラスとてとてもゴージャスな味わいを。あの強烈に派手なメゾンの建物がそれはそれで理解できるグラマラスな1本。
〆は甘口でややライトなイケムと言うべきでしょうか?流石に偉大な’90は洗練を。
で今宵は少し久々に連れ出していただき。ヴィンテージ’83のセギュールは変わらないほろ苦い姿を。年相応の大人の味わいかと・・・・・。
ただ、祇園街は狭いもので。現状唯一の売り掛け未回収の彼の登場にこれまた大人の対応が為されましたが、飲まれた御代はお支払いいただきたい。

               Sommelier R.Imamura