Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

寂しきバレンタインデー

休日はオリンピックのスタートに、自宅でそしてカーナビで。挙句に携帯でとモーグルの結果を追いましたが、確かに世界で3位に入ると言うことはやはり紙一重と言いながらも大きな違いを感じさせられましたが。
今年のバレンタインデーは、日曜日と言うこともあり周囲では華やかさに欠けましたが土曜もクッキーの完全にお裾分けではありますが頂きありがとうございます。
で妻からは、こちらにも頭が上がらないのですが面白いものを。確か東京のフレンチのレストランさんのオリジナルのチョコレートのセットだったのですが五大シャトーのチョコレートと言うもので。小さな1粒1粒に五大シャトーのワインを練りこんだものだと思うのですが、簡単な各シャトーのワインの味わいの説明を添えたもので。
確かにアルコールの味わいは感じられるのですが、これが五大シャトーのワインが感じられるかと言うと・・・・・?唯一、ムートンだけは、らしさも。
さて、先週末の土曜日は
・Duval Leroy Brut’96
・Chateau Rieussec’99 Sauternes
何とも閑散とした土曜日で、気が付けば2月もこれで半分を消化してしまったのかと思うとこの週は2月らしさに染みる難しさを。
こちらのムッシュは、木曜の晩から3日連続のご縁に。お連れのマダムの手作りのクッキーにお気持ちが嬉しくも、当たり前ながらも見せ付けていただいた大きな差異には・・・。
この辺りのシャンパーニュには、バターを使用したクッキーは相性は中々かと。幾分、ビターなチョコレート風味も嫌味なくすんなりと溶け込んでいくところにもシャンパーニュに添えるものの幅の広さを感じます。
ちなみにこのデュバル・ルロワもセギュールほどではないですが、エチケットとミュズレにハートがあしらわれており。
お隣の微妙に爽やかなのか?ねちっこいキス・シーンに個人的には呆れておりましたが、2本目は甘口を。ラフィットが所有してからのリューセックは、以前のものも十分上質でしたがそこに輪をかけて素晴らしく。まだまだ、若く変化には乏しいものの濃密な干し柿のように感じられる糖度は流石の凝縮感でパブリックな空間ではこのくらいの誘惑で酔いしれその後プライヴェートな状況で甘美なくちづけを為されれば・・・・・・・・・。

           Sommeleir R.Imamura