Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

DRC

強烈に吹き込む雪のお昼は、ミニで色々と。お花屋さんから食材屋を廻り店に届けてから御茶屋さんへの売り掛け回収に。
これが若干面倒な気もするのですが、それでもご利用いただけることに感謝をしなくては。今回も新たな御茶屋さんをご紹介いただいた何時もの芸妓さんには本当に。辰巳神社近くのこちらさんは、初めて扉をお開けしましたが存じてはおりませんでしたので良き勉強かと。
蛇足ですがお昼間に巽橋の袂で撮影をされており、存じてない方ではありましたが寒風吹きすさぶ中芸妓さん姿での撮影は大変だろうな。
さて、昨夜の極上は
・Morey Saint Denis Monts Luisants’89 Ponsot
・Echezeaux’72 Domaine de la Romanee Conti
・Gigondas’90 Paul Jaboulet Aine
週末の期待は、ゲストのお人数では大きく裏切られてしまいましたが。一人気を吐いていただいた何時ものムッシュには頭が上がりません。
前半から件の芸妓さんと久々のシンガーの妹さんが賑やかなお話相手になりましたが、芸能一家はやはり血筋なのでしょうか。
やっとのお越しの何時ものムッシュは、気がつけば閉店まだのお過ごしにまあお互い楽な感じだったのかもしれません。ただ、ワインはそんな表現では。ポンソの稀少な白の熟成は、アリゴテが混ぜられていた?そんなモンリュイザンの’89は、先日のミュジニの白同様にミネラルの質感が強固でありながらも繊細な果実味が美しく。
2本目は随分随分悩まれ、また時間も掛かりましたが当然かもしれません。”つぶやき”で存在はご存知だったでしょうが今宵ブルゴーニュの最高峰の造り手のひとつを飲まれる予定は無かったでしょうから。ただ、ご本人は実は背中を押されたがっていたような?私だけでしょうか。
難しいヴィンテージのひとつの’72、状態は良く、香りの拡がり方はやはり一貫するDRCのスタイルで。余韻の優雅さにはやや欠けるものの、このヴィンテージの特別な1本であることは間違えなく。昨年のジャイエとはどちらが?
お隣では、フレンチ・キスではなさそうでしたがケランヌ出身のムッシュでしたのでそう言うことにしておきましょう。大きく歴史の有る造り手のジャブレの偉大なヴィンテージの’90の甘みを芳醇に蓄えたこの1本はフランスの方には如何でしたでしょう。R