Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ローヌ

本日のお昼間もジムに。幾分、昨夜と言いますか今朝のワインが体に留まっているような感覚で100ccとは言えベスパは飲酒運転気味だったような・・・・。
うーん、本日も長男の担任の先生からお電話をいただき青龍くんにももう少しがんばってもらわなければ。そんな現状でした。
で昨夜も連日の鈍い動きでしたが
・Besserat de Bellefon Brut
・Vacqueyras Reserve’99 E.Reynaud
・Pommery Brut’88
・Gigondas’90 Paul Jaboulet Aine
今宵も奥様のテニスの合間にお越しのムッシュ。短時間の勝負ではありますがハーフにて。ランスで30年の熟成を経たノン・ヴィンテージのこの銘柄ですが、もともと泡立ちには穏やかさがこちらのコンセプト。十分な熟成感を持ちますが、やはりヴィンテージの為せる部分とは意味合いが異なります。興味深く、楽しみながらの1本で。
時節柄、京都は1月の後半に毎年大きな会議?と称した集まりがございまして。そんな流れでしょうか?先生方は”ジンファンデルかグルナッシュのようなスタイルで”そんな明確な表現をされたので、今回はエマニュエル・レイノーのヴァケイラスで。ローヌでもこの辺りはまだまだ実際はマイナー・エリアであることは仕方無く。ですが、この造り手は義父譲りの素晴らしい芳香にやっと10年ほどの熟成も経てシルキーな洗練されたスタイル。田舎ワインとは呼ばせない。
看板を下げようと縄手に出るとばったりと言う事も偶には有るもので。じっくり飲み込むには、まずはシャンパーニュの熟成で乾杯がてら。もちろん、もう既にシガー・タイムにも突入致しておりまして。スタンダードなヴィンテージは’80年代の後半でももう十分に楽しめつつあり。瀟洒な?建物のポメリーではありますが、こんな時は見直すものです。
赤まで突入しながら、今宵はローヌで〆を。これまた、ジゴンダス嘗ては見向きもされなかったアペラシオンだったかとも思われます。それにしても実に上手に仕上げられたと言いますか、先日の’90繋がりでこのヴィンテージと造り手の良さをはっきりと。20年の時の遷ろいはローヌの味わいにも香りに特徴は残しながらもブルゴーニュの秀逸なピノノワールをも感じさせ。

            Sommelier R.Imamura