Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ハートにモンラッシェ

本日のお昼は長男の参観日で。駒回しの授業でしたが、担任の若い先生も駒回しに手こずっておられたのが印象的で。まだまだ1年生の幼さが一杯ですが、我が子以上にやんちゃそうな男の子がいるのにも興味深く。目前のバレンタインデーにドラマは訪れるのでしょうか?
で、昨夜の意外なワインの組み合わせは
・Puligny Montrachet’90 Jean Lefort
・Chateau Calon Segur’90 St Estephe
・Chateau Calon Segur’84 St Estephe
・Batard Montrachet’84 Leflaive
昨年の実績が表彰されドバイへの奥様同伴でビジネス・クラスでのバケーションを獲得されたMRさんは、流石で。
国内で8名くらいの受賞らしく、昨年のご苦労の結果だったのでは?出来うる限りで、もう少しご利用いただけるようにお伝えしてしまいましたが。
’65産まれのドクターのご接待でしたが、難しいヴィンテージは避けられドクターに成られた’90の偉大なヴィンテージでお楽しみに。
先日は比較対象が、強烈すぎた為か穏やかさを強く感じさせられましたが今回はノン・ヴィンテージのシャンパーニュの後だったこともあり、十分にふくよかな林檎飴のような甘みも。ポルチーニのソテーには贅沢な。
男性同士には、些かではありますが決定権は先生に有られたので。このヴィンテージのセギュールは本当に出来の良さと素性をはっきりと。ほろ苦いチョコレートのニュアンスから芳醇なココアの甘みまで全体を包みこみます。
長い4時間のお食事ご苦労様でした。
今宵は’84のお姉さんでしたか、解かり易い展開でしたがセギュールのヴァーティカルは余りにも作柄の個性がはっきりと。まあ、このヴィンテージを手持ちであることが重要で。
〆はバタール、ルフレーヴの熟成は今回お預かりしたボトルは全て使いきってしまいました。状態にはやや難もございましたが、それを打ち消すくらいの極上のグラン・クリュの神秘的な甘みに毎回感心させられることしきりで。
また、出会うことが出来れば!す思わずにはいられないブルゴーニュの白の最高峰のひとつかと。

   Sommelier R.Imamura