Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

神様

秋の観光シーズン真っ最中の京都は、四条界隈のお人の数に幾分閉口いたします。残念ながらの私どもにはあまり大きな影響はないのですが・・・。
さて、昨夜のワインの日は前半と後半に極上のワイン達が
・Beaune Clos des Mouches Blanc’85 Joseph Drouhin
・Clos Saint Denis’91 Dujac
・Chateau Lynch Bages’75 Pauillac
・Crozes Hermitage’96 Paul Jaboulet Aine
・Vacqueyras’01 E.Reynaud
・Santenay’81 Mommessin
・Vosne Romanee’92 Henri Jayer
・Chambolle Musigny’72 Leroy
・Moet et Chandon Dry Inperial’85
前半は学会でのご接待にドクターを囲んで。追われるお料理の対応と極上なワインのサーヴィスに心は弾み。
変わらず素晴らしい切れ上がりに余韻が美しいトロリとしたクロ・ド・ムーシュ’85の白。
熟成したデュジャックは、やはり妖艶で官能的な流石のグラン・クリュ。華やかにして柔らかい果実味の中にシャンピニヨンを閉じ込めて。
’75のポイヤックのスターかと。ラトゥールにも引けを取らない感のある5級ながらもゴージャスなトリュフが。
この後のお誕生会のお待ちにレイノーのヴァケイラス。’01はやはり濃密な偉大なヴィンテージ。
いつものお二人は、マダムのヴィンテージ’81を。モメサンではありますが、’81は中々見かけ難くなりましたのである時に。意外に厚い感じではありましたが。
今年はジャイエを何本か扱わせていただけた印象が。お誕生日のお祝いはこの神様で。’92は彼曰くの出来は良いヴィンテージ以前飲み込んだマグナムよりも流石に美しくこなれており。望めば叶うワインへの情熱かと。
ついでにルロワをヴィンテージで。’72産まれも中々玉数に難が。これはまたまた優雅ならしさのあるシャンボール、何とも贅沢なブルゴーニュの競演かと。
〆はモエの熟成。相応しいアーモンドのような風味に今宵のワインの日は存分に楽しませていただきました。グラスとお皿の洗い物の山が・・・・。
        Sommelier R.Imamura