Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

久々に

久しぶりに深夜に”つぶやき”を。週末の金曜日ながらも今ひとつ芳しくない今宵、ご無沙汰のドクターのお電話にまあ3:00まではお待ちしましょう。そんな時間を見つけての。
そんな今宵の飲み友達のような素晴らしきワインは
・Puligny Montrachet’88 Joseph Drouhin
・Chateau Lynch Bages’66 Pauillac
結局、長居をさせてしまいましたがこの辺りの2本は是非お飲みいただきたく考えていたもの。ボルドーに関しては久々ではありましたが。
ルーアンの白は今月はクロ・ド・ムーシュ’85と並んでおりますが、また若干のスタイルの違いを。村名ながらも、サイズをこじんまりとさせたモンラッシェといってしまえば聞こえは良すぎるでしょうか?ただ、本当に玉数の少なくなってしまった上質なブルゴーニュの白の熟成はその理由も頷ける極上の膨らみを。出来れば少しでもゆっくりとセラーで寝かせてあげたい世界観をまた変えてくれるシャルドネ
ネゴシアン元詰めのこの’66はエチケットのデザインが、あまりにもランシュ・バージュのイメージと異なる為にまた別の意味合いを。用いられた字体の流れに何となくムートンの系列の印象を得ましたが流石に5級の位置づけを2級にもされる彼らの偉大なヴィンテージは季節感にぴったりの。
2本目のセレクトは中々難しいもので悩まれた挙句のお電話の間に、少しだけフランス産のモリーユ、トロンペット、ジロール、セップの手持ちがございましたのでバターで軽くソテーを。狙い通りの香りの出方はボルドーの熟成のピークも超えたあたりにあるこのランシュ・バージュに気分を盛り上げてくれ。
シャトー元詰めとネゴシアン・ボトルには諸説ありますが落ち着いたカベルネ・ソーヴィニヨンのフィネスはこんな思惑通りのブーケに満たされて。
ワイン・ラヴァー間でのまま在りがちなトラブルに遭われたムッシュのお話もワインのあてには旨みを一段と。失礼ながらも・・・・・・。

             Sommelier R.Imamura