Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’88’87

休日は僅かに遅れてしまいましたが、祇園町界隈のダイレクト・メールのポスティングを。散髪の後に子供たちを引き連れてでしたが何時もよりもやはり渋滞で店舗までの時間もかかってしまい。特に1車線の縄手通りが以上に混んでおり、抜け道にもならず。こんなことなら覚悟して川端通り直進すべきでした・・・・。ですが実は毎年、春と秋はこんな反省をしております。
で先週末のドクターは
・Batard Montrachet’86 Louis Latour
・Chambolle Musigny 1er’88 Joseph Drouhin
・Chateau Cordeillan Bages’87 Pauillac
偉大な白ワインのご依頼は、取り敢えずお預かりしておりますが前払いはやはり有り難く。
このご時世ながらも嘗てお世話になりましたお姉さんの祇園町での開業のご案内はいただいており。どうやらこの’86は共同経営者さんになるのかな?そのお姉さんのヴィンテージのようで。’86のブルゴーニュの白は中々手持ちが無く、出来的にも’85にも勝る印象もございますので市場にも少なくて。ですが、そんな時にこの造り手の存在は非常に安心感です。エチケットはカビだらけでしたが、そこがまたマニアの心をくすぐります。ちなみにそんな中本日のワイン商からのオファーでフェヴレイの白髭の’86が手に入り・・・・・。
中盤からのドクターのお越しで。金曜日に続いて、こちらも忘年会の流れのご様子でしたがこちらは連日の大所帯ではなく単独行動のような展開で。もちろんお綺麗な女性を伴われてでしたので理解出来ますが。
ルーアンの’88のシャンボール・プルミエ、蔵出しとのふれこみでしたが最近はこの手のドルーアンをよく見かけるような。もちろん、お利口で安心感も備える彼らのボトルであればポジティブなものなのですが。
ただただ、このキュヴェは人気のアペラシオンのプルミエであり僕の見かけてるアペラシオンはマランジェやオーセ・デュレスなどままマイナーなエリアなだけにステージは異なりますが。
ですが、だからこそやや若さが否めないな。まだまだ酸の味わいを僅かに感じさせられるブルゴーニュ
お次は、ボルドーで。流れ的にはこの’87もよろしいでしょう。コルディアン・バージュ、遅れてこられたややお若いドクターは流石に色々飲まされているだけにこのバージュでその素性を感じ取られました。あの、ランシュ・バージュとの関係は?と。正にその関係性でありしなやかで柔らかく熟成したビターな味わいは洗練されているかと。

                         Sommelier R.Imamura