Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

土砂降り

本日のお昼は多少過ごしやすい風が吹いており、少し長い睡眠をと思いましたが宅配の方に起こされる形に。何だかんだと毎日とは言いませんが、この時代背景もあり配送業者の方のお越しは頻繁で。
本日は妻は銀行周りだったようで、飛び起きるようにワインの納品を引き取り。クールは必須ですがやはりこの季節は出来れば買いは控えたくも。ただ、現状は相変わらずの買いと以前の注文品の到着も兼て。今回も厳ついアイテムがちらほらと。
ケースで購入が出来たペリエ・ジュエのベル・エポック’90ハーフ・ボトルは幾らか顧客の皆様からのオファーもございましたので如何でしょうか?
ただ、やはり価格は’90と言うこともありレギュラー・ボトルも顔負けの数字に為ってしまいますが動き始めたら早いこともございますので。
さて、7月のスタートは
・Bonnnes Mares’82 Pierre Ponnelle
何時もながら月初めは、ゲストのお越しが待ち遠しいもので。7月は幸先の良い早めのお越しのお寺関係の方々でしたが、予想以上のお料理のオーダーに土砂降りの中お越しになられたドクターにはお相手も全く。申し訳なさもありましたが後半は幾分のお話も。
で1:00以降のお姉さんはまたブルゴーニュを。ボンヌ・マール、特級畑ですね。どうしてもミュジニと比較されてしまい、やや地味な存在なのは否めない銘柄かと。特にヴォギュエなどではミュジニは出てもこのボンヌ・マールは見向きも、そんなワイン・ラヴァーの存在にはやや苦々しくも。
ですが今回のピエール・ポネルの’82は当然ながらグラン・クリュの香りを熟成感とともに全開に。グリオット、芍薬、そして何処かクローヴのブーケにグラスは満たされながらもやはり華やかな薔薇の香りを。
ヴィンテージ’82はともすればボルドーに語りつくされてしまう気配もございますが個人的にはブルゴーニュの精一杯な姿が見て取れる儚げな姿に魅力を。先日のシャトー・マルゴー’82は流石に素晴らしかったですが・・・・・・。当たり前か。
それでも7月の初まりは、やや穏やかで・・・・・・。

             Sommelier R.Imamura