Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

何時もながら極上のヴィンテージ’92’88’82

本日のお昼間もジム通いは果たしましたが、昨夜の久々のワインの飲み込みで疲れきっていた・・・。
その後はお昼までの授業だった長男と映画鑑賞でしたが、そろそろ映画でややセクシーなシーンが流れると親としては気がかりです。まま、それでも正常な男性としての反応は良きことですが。
で昨夜の久々の東京からの顧客は
・Boizel Joyau de France’82
・Bonnes Mares’92 Comte Georges de Vogue
・Chateau Leoville Las Cases’88 St Julien
・Meursault’82 Louis Jado

相変わらず後半まで、待てども待てどものもどかしい展開で。深夜にお越しの東京からの顧客のお越しは、救いの神で。何時もより大分遅めのお越しに、どうやらあの料亭さんの晩のお食事がゆっくりだったことも解りました。
結局4本の極上を飲み込む形になりましたが、相変わらず豪快に素晴らしく。もちろん、値交渉は中々シビアなものであったことは何時もながらで。
シャンパーニュからのスタートは、ボワゼルの希少なオールド・プレステージ。未だに若さも感じさせるゴールデン・デリシャスの味わいもありますが、落ち着いた蜜の味わいは また何時か出会えれば!と切に思う素敵なシャンパーニュ
珍しくブルゴーニュの赤を。ヴォギュエのボンヌ・マール、’92と言うのがミソでしょう。早いと言ってしまえばそうなのですが、やや大振りな味わいを持つグラン・クリュのスタイルだけに弱腰に仕上がったヴィンテージが逆に好印象。ラズベリーの可憐な味わいかな。
そしてボルドーも必要でしょう、こちらはかなりのお勉強も出来るラス・カーズの’88ですがながれとしても非常に贅沢な。バランスの良いサンジュリアン、この流れだと本当にフランスの名醸ワインの懐の広さを感じずにはいられない。
〆は白のこなれたボトルにて。ジャドのムルソー’82は、甘美とまではいきませんがモカの香り漂う上質な1本。余韻にビターな味わいも感じられ、大人の味わいの熟成感かな。
年内にお顔を拝見できて幸いでした、今宵もどうでしょうかね?

              Sommelier R.Imamura