Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Doux

本日はかなり久方ぶりの雑誌媒体の取材を。の為”つぶやき”が為されておりませんでしたが中盤に少し時間が出来ましたので。
ここ数年、個人的な感情と億劫な部分もありましたのでほぼ取材はお断りしておりましたが今回はロームさんの兼ね合いのあられる媒体でしたので何となくではありましたがお受けする形に。
今では全くと言っていいほどこちら様との兼ね合いは無くなりましたが、嘗ては従業員の方やかなり昔に遡ると学生時代のアルバイトの料亭さんには社長さんが頻繁にご利用になられていたので懐かしさも有り。そんなものでもあるのですが、偶にはまだ出会えていないワイン・ラヴァーの皆様への架け橋になればとも。
さて、昨夜のシガー解禁及び甘美なシャンパーニュ
・Francoise Bedel Doux
・Riesling Sekt Furst von Metternich
何となくこちらのムッシュとマダムがご一緒の際には、このところ大所帯に為られていたのでバタバタとお相手も疎かだったような。久々のお二人のみのご利用に弱気からの脱出には最適なお相手かと。
症状の原因とお薬を飲んでいる、そんなことで少し前向きになれてしまうのも気の弱さの現われなのでしょうが、やはりそう言う意味でもドクターの皆様の存在は偉大かと。
でマダムのお好みの甘口を今宵はシャンパーニュにて。ドゥー、この表記には要注意で見落としているとドライな顧客にはまずお出し出来ません。ようやく纏まりが出ており前回のテイスティング時のちぐはぐな甘みと酸のバランスは桃のネクターのように。病んだ私の体にも異常に優しく自然な甘みが心地良く。
もう少し、そんな流れでやや穏やかなゼクトも偶には。トロッケン表示が今宵は妙に信頼出来たシュチュエーションで。普段は嘘だ!愛らしい甘みに近づき易さを覚える銘柄の印象を。ただ、流れは今宵逆でしたね。かなりトロッケンに感じさせてくれるこの前のドゥーの存在が明確に。
それでもまあアクセントとしてこのすっきりとした味わいは、悪くはなく。ついでのようにデザート・ワインとソーテルヌがグラスで添えられましたが。でやはりマダムはトロリとする神のお酒がお好みで。そして改めて貴腐の偉大さはより複雑な味わいに行き着きます。
・Chateau de Myrat’96 Sauternes
シガーの禁断症状に襲われます。 Sommelier R