Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お取り置きに

ああ、そう言えば今年のボージョレ・ヌーヴォーは20日のワインの日に重なるのですね。相変わらず作戦不足で。ただ、私の場合は20日でも厳密には0:00には解禁してしまうため日付としては20日ですが19日の深夜からのスタートに。その為夜型の皆様と毎年グラスを傾けることに。
それから今年は昨年までのピエール・フェローさんの5Lの樽に変えまして、大御所のルイ・ジャドの3Lのダブル・マグナムを1本だけ。まあ、第3木曜の深夜でしたら1杯ぐらいは振舞わせていただきますが。
さて、昨夜はこれもご無沙汰のムッシュが素敵な女性を両手に華の状況で
・Chateau Belair’85 St Emilion
・Louis Roederer Blanc de Blancs’89
前半は鳴かず飛ばずの金曜でしたが、中盤からいつものマダムがお一人で。やはり色々微妙な世代なのでしょうかね?中々素敵な方ではあるのですが。そこに4名の方が今月のお勧めのサンテミリオンを。微妙に盛り上がられない感じにマダムとのお話の内容にもやや気を使いながら。
そんな状況はいつものレーメイのムッシュにより打ち消していただけ。正にこの瞬間に抜擢な存在のお人柄。当然私よりも説得力のある人生観と男女間のお話を。
さて、今宵はその後に某ワイン雑誌の編集長さんのかなりご無沙汰のご利用が。このところフランス各地のシュバリエや功労賞のようなものをいただけれていたのを存じておりましたので変わらないお人柄ながらお忙しそうで。
リストで随分悩まれておられました、まあこれだけの両手に華でしたら仕方ないでしょうが、今宵はカウンターにも空きボトルの意味がありました。
マダムの一言の”これは飲んだことがない”でロデレールのブラン・ド・ブラン’89。今宵の〆に相応しいやや若さも讃えた滑らかなヴィンテージ・シャンパーニュ
ちなみに私と同い年のオペラ歌手のマダムは、自慢気味に見せびらかせていただいたプレステージのクリスタル’73をお取り置きに。プライスはお知らせしていないのですが。
それから金曜らしく終わらない晩で。後半にはこのところ少し足しげくのムッシュ。ただ、もう慣れてはいますが毎回のように嘔吐されるのにはやや考えもので。このところトイレのトラブルが少し。以前はほとんど無かったたのに。まあ、仕方ないか酔わせてしまうものをお出ししているので。 R