Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

差し入れに

何か本当の意味での11月のスタートに感じられる昨夜は後半にレーメイのムッシュのまとゐ巻きの差し入れに気を良くしたのですが、やはりゆっくりの晩でした。
とはいえ19:00から最後まで最小のゲストの中途切れることが無かったのは、疲労感はあるもののこれはこれで有り難く。
気が付けばやはり今宵も女性はお一人で、あとは全て男性陣というやや華の無い営業になりました。まあ、何時もながらもそんなもので。
そして今宵の流れはグラスワインが中心になったのですが、ある意味色々お試しに為られたい方には面白みのあるラインナップだったのでは?
ある研究者のムッシュは、遠方からなのですが学会の度にお越しで。彼の今宵の飲み方は、最初ニュージーランドのソーヴィニヨンブランからすっきりと。そしてルイ・ジャドのサントーバン’01でシャルドネの高貴さを確かめられ。
ここから赤でイタリアのドルチェット・ダルバ’05ブルーノ・ジャコーサで溢れる果実味を楽しまれ。そしてヴァン・ド・ペイながらも愛らしい妖艶さを持つアンリ・ボノーのローリエ。最後にダンジェルヴィーユのヴォルネイ’00まで計5杯。もう少しでボトル並みの杯数でしたが、この辺りですっと立たれるところも綺麗かと。何れにしても後半になるにしたがってより高貴な上質なものがグラスでも飲み込めるのもワインバーの大切な要点でしょう。
お会計時には”安い!”とのことでしたが後半の何杯かはグラス¥2000−くらいのものがございましたが・・・・・・・・。
それから鰻割烹のムッシュは、変わられずカリフォルニアのレーメイ’05を割り当ての為最新のヴィンテージしか手に入りません。数ヶ月まえまでは’02’04などもございましたが、全てこちらに飲み込んでいただけ。この’05はまだまだいちだんと硬いですね。基本的にはたっぷりめの酒質がお好みなので良いのですが、おそらく少半年ぐらいで変わってはくるでしょう。そしてムッシュもそのように思われてもいるでしょうが?
今宵、2本目のシガーの紫煙はこちらとも。パルタガスのセリエDの4番は個人的にも好みの銘柄ながらも今宵のムッシュはお疲れか?吸い込みが為されておらず途中にて。
お鮨、ありがとうございます。

            Sommelier R.Imamura