Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ありませんか?

朝から次男の彩人くんの高熱に驚かされ小児科へと慌しい本日でした。
昨夜は休み明けの予想通りの閑散とした晩に。
前半は税理士の先生の急なご依頼でのお酒の処分と言うか。皆様もお持ちではないですか?かなり以前にいただかれたお飲みになられないブランデーやウイスキーなどが居間のサイド・ボードなんかに置きっぱなしになられては。以前もお書きした記憶もございますが今回も他の先生のクライアントからのご依頼だったようでお酒のランクとしてはそれ程でもないのですが本数が20本ほどあられるようで。携帯の画像で見せていただきましたがおそらく最上のものはヘネシーのXOかと。
この手の高アルコールのものは、意外に高い気温の保存が乱暴ですが魅惑的な熟成を促しており。驚くほどまろやかに飲み頃のお酒にんなっていることも。
ですのでワインでは無いのですが、廃棄も考えておられたようなので来月にでもお見せいただこうかと。ただ、他にもライカのカメラなどもあられたようで。そちらのほうが興味深いかもしれませんが。
さて、今宵のワインは以前”つぶやき”で行き違いがありましたのでワインについてのみ、触れましょうか。個人的には業界的にも大先輩のご夫婦なので良い関係であれば幸いなのですが。ただ、前回のことは失礼いたしました。
・Volnay Caillerets’91 Marquis d’Angerville
ワインのシュバリエは、ここでも架け橋のような方でしたが今宵も上質なブルゴーニュを。ダンジェルヴィーユはワイン通の方々にも憧れの造り手の一人でしょう。ヴォルネイの御三家の一人で伯爵の彼のワインは時に貴族的に時に排他的に。惑わせるようなねっとりとした果実味は、奥で支えている酸の質感に押されながらバランスを整え。
今正に飲み頃を迎えているヴィンテージ’91ですが、今宵は少し緊張していたのか幾分まだ硬さを感じさせられましたが。シュチュエーションはワインの飲む上で非常に重要な要素をまたひとつ持ち出されます。

               Sommelier R.Imamura