Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ・シャンパーニュ

久しぶりの再会でした、数年来のご常連さん方ならばご存知の方も。月1のワイン会にて前座と言ってしまえば申し訳ないのですがフルートを吹いていただいていた吉村さんの帰国にてご挨拶に。今回は何処だったっけ?前回はブラジルでしたね。今回も何か南の島のようなことを。懐かしい方々のお名前か出てまいりましたが、偶然にもしばしお足が遠のいておられる方ばかりであったことにも時間の経過を感じさせられます。彼女は変わられずフルートを、ペアのピアノの女性と出張演奏などもされておられますので機会があられるかたは是非。
さて、昨夜は中盤より静々と。一時の賑やかさではあったようですが、後半は極太シガーに朦朧と。
・Mumm Cordon Rouge’82 
・Chateau Clerc Milon’91 Pauillac
温習会はお疲れ様でした。’82の芸妓さんは、やっとお時間がとれたようで。そしてお連れの逆両手に華状態ではありましたが、京都の名士のお二人も彼女とはかなり久しぶりなようで。別々では皆様ご利用いただいているのですがやはりお忙しい姿が見て取れます。また、このところの金融不和で方や安定されるビジネスと海外中心の京都の優良企業ですら苦しみを表現されるあたりも現実のようでした。
お疲れ様を兼ねた今宵はシャンパーニュの熟成を。どうも実際はボランジェのスペシャル・キュヴェのほうがお好みのマダムですが、偶には。甘い甘いとおっしゃられておられながらも個人的には深く染み入るへーゼルナッツのような液体にグラスを1脚破損してしまう失態も。
すれ違いのようにマダムのご紹介のムッシュが出会わせられ、お名前まで出てしまい狭い祇園街を改めて。東京と北海道からのお二人は怪しい関係を匂わせておられましたが、ボルドーのリストからは選びきれず大切な条件だけはしっかりとお伝えになられたマダムに粋さを。
先日のダンジェルヴィーユよりもこのボルドーのほうが’91は熟れており奥ゆかしく主張するスタイルが今宵の彼女にダブらせられる好印象な晩であったかと。
ワイン好きなお姉さん方も今は本当におられますね。そういえば、以前私共で惨敗されたお姉さんもソムリエの資格試験をクリアされたようで。

               Sommelier R.Imamura