Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

エッチング・ボトル

ああ、何とも昨夜もまた極上のワインに触れる素晴らしい晩に。暇ながらも9月のスロー・スタートを少しだけ落ち着きの心に。
・Francoise Bedel L’Aime de la Terse’98
・Chateau Malescot St Exupery’87 Margaux
・Morey St Denis’84 Jean Lafet
・Bourgogne Pinot Noir’82 Nicolas Potel
・Chateau Mouton Rothschild’00 Pauillac
・La Grande Rue’93 Francoise Lamarche
今宵もお待ち合わせの時間に、ほぼシャンパーニュは私と。もっと熟成を意識させられながらも少しづつ使ってしまうベデルはやはり優しい自然なヴィンテージを。
今宵はボルドーを2本目に。サンテグジュベリはマルゴーの中でもやや青さを含んでおりますが、熟成により知的なニュアンスと凛とした質感を。
11月にご結婚が決まられているお二人は、やはり引き出物等の考え方の相違に苦しまれており。ですが、後2ヶ月に迫っていても笑顔でワインが飲めるのは安心の証拠かと。女性的な柔らかく酸の綺麗なジャン・ラフェの熟成でひと時を。
このところご無沙汰でしたが、どうやら夏の間に随分豪遊されていたそうで。ですので、お手柔らかにとのことでしたがスタートはニコラ・ポテルで良心的な提示を。ですが、ひょんなマダムのタクシーさんへのお忘れ物のお届け待ちでもう1本。それが個人的にはワインのボトルの中では最も手の欠けられた厳つい印象のミレニアム・ムートンに。以前よりはやはり少し柔らかさも見受けられ表情も何となく。十分な果実味に洗練された酸の緻密さは流石の五大シャトーの力を見せつけ。来週は本当にマルゴー’45を開けられるのでしょうか。
最終はロマネ・コンティとラターシュの間のモノポールを。先にラマルシュのエシェゾー’04をクラブさんで楽しまれたようですのでこちらも負けじとラマルシュを。何せ彼らのフラッグ・シップでありこれ以上ないストーリーと’93と言うのも泣けるではないですか。ただ、ラターシュにすら足元にも及ばない酒質ながらも愛でてあげたい彼の生い立ちに後押しをしてあげたい。もちろん十分に素晴らしいブルゴーニュでありことは間違えなく。ほとんど私がシガーのお供に。R