Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

朝が早くなり

後半の勢いに祇園らしさを感じさせられる昨夜で。
・Shifflette Estate’04
・Chateau d’Armailhac’92 Pauillac
・Chateau Malescot st。Exupery’99 Margaux
・El Campanario’96 Abadia Retuerta
・Hermitage Blanc’80 E.Guigal
1本目はピノ・ノワールのご指定の為’76のニコラ・ポテルを。2本目はメルローとのことで。考えましてカリフォルニアのフレンチ・ランドリーさんのハウス・ワインにも選ばれているしなやかでピーマンの香りは感じられない上質な右岸ブレンドを。
今宵前半と後半に二度のご来店でしかもお連れの女性が異なられるムッシュのお元気さに・・・・。落ち着いたボルドーを好まれるお二人には’92はイメージ通りかと。幾分、酒質に弱さは感じられるものの飲み頃が。
昨夜の留めはこちらのお姉さんがたにより。普段はボトル1本にて終わられる方なのですが今宵は勢いがついてしまい。サンテグジュベリの品質は’90年代後半からの変貌ぶりが素晴らしく。やや、愛らしいマルゴーのアペラシオンが見てとれますが最初はこちらで。
続いてスペインの少し熟成したまろやかなアバディア・レトゥアルタを。12年とは言えこの辺りはまだまだ硬く、ただ時間の変化が楽しめそしてエチケットの天使もまた印象を良く。
酔われる気配など微塵も感じさせないお強いマダムは、ここからルイ・ロデレールを煽られそしてフィーヌを少しばかり。最終は極上の白を。ヴィンテージ’80の熟成感がローヌのトップ・クラスの造り手の技量に交わり官能的なアロマを。日の出が早くなり外の様子が気になりながらもシガーの誘惑と今宵ダントツの味わいにしばし時を忘れるかのように。
このあたりで少し酔いも回り始められ、そろそろお開きの時間かと。ここまでお付き合いさせていただくと花粉症のことなど幾らか忘れておりましたが・・・・・・。

              Sommelier R.Imamura