Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ノスタルジー

お昼から一力さんへの手形の受け取りなどで、今週は毎日お昼間バタバタと睡眠時間は4時間ぐらいですがそんなものでしょう。
さて本日は中々テレビの前から離れることが出来ず。職業とひと括りにするには語弊がありますが、ソムリエの方々はほぼ皆さんエゴイストでロマンチストのような。そして私のようにヴィンテージ・ワインの熟成に取り付かれているソムリエなどはきっとノスタルジーに浸る思い出に感傷的になってしまう・・・・。個人的な最愛の映画が久々に流れておりましたので”ニュー・シネマ・パラダイス”。学生時代の思い出が蘇る、その時のことが。
嫁に言わせれば眠たい映画なのでしょうが。
さて、昨夜の週末の晩は
・Chateau Lagrange’94 St Julien
・Chateau Malescot StExupery’87 Margaux
・Chateau La Croix de Gay’75 Pomerol
・Brut Eregance Henry de Vaugancy
・Chateau d’Yquem’85 Sauternes
とても華やかなマダムに挟まれながらボルドーを2本。お話の関係から彼女達がMRさんとは。女性のMRさんがたは中々容姿端麗の方が多いものの、他のゲストからも祇園のお姉さんかとの声にも頷けるくらい。
ですが何故かハーフから。ラグランジュのこの辺りのヴィンテージの完成度は流石に落ち着いており。グラン・クリュでありながら前座にも為らないほどの一瞬で。
2本目はサンテグジュベリ。’87のマルゴーの熟成感もまた、そしてタンニンにパワーが再度凝縮された印象も。
今宵は彼女もお連れで、一段と4月のご結婚も現実味が。うん、確かに’75のラクロワの中でも今回のボトルが一番進んでおりました。正直言うと。
シャンパーニュか、複数の熟成したヴィンテージがブレンドされたと言うセールス・ポイントながらもエレガンスが名称なら仕方ないか。ノスタルジーには欠ける元気な印象の。
にも関わらずこちらのムッシュの話題にはいつも興味そそられる内容が。
イケム’85はお持ち出しにて。友人のご結婚祝いでの贈り物らしく。幾分可能な限りのディスカウントでしたが、熟成したイケムのハーフは市場には中々ないここぞのビジネス・アイテムかと。

         Sommelier R.Imamura