期待のご予約が消えてしまい、鯨に逃げられたような気分も今宵は追われっぱなしの状況に少し緩和はされましたが。
・Clos Vougeot’90 Daniel Rion
・Cabernet Sauvignon Eisele Vineyard’00 Araujo
・Beanne Champs Pimont’97 Jacques Prieur
・Aloxe Corton’57 Antonin Rodet
・Chateau Musar’81 Gaston Hochar
・Salon Blanc de Blancs’71 A.Salon
ボルドー好きのこちらのムッシュには、こんなグラン・ヴァンがグラスでお出し出来ればまたお気持ちも。実は前日の3:00からご一緒したこのクロ・ヴジョは私自身ももう限界で。グラスで2杯分はビジネス・チャンスがございましたので、まあ壁に頭をぶつけてしまうほど酔うソムリエもどうかと。
こちらも今宵は酔われましたね。シャルドネ、オーストラリアとそしてとりはアラホを。カリフォルニア・カルトのもうひとつ、と言う感じの洗練されたエレガントなこの1本は残念ながら病み上がりのマダムには飲まれてはおましたが正直たどり着くまで行かなかったような様子が。グレッグ・ノーマンにやられたような状況でしょう。
今宵は来られて正解でしょう。いつものドクターは、お飲みいただきたい数々を。ジャック・プリウール、後の造り手と兼ね合いが思いも馳せる品質も上がるかなり大きな造り手になってしまい。以前こちらでモンラッシェをテイスティングさせていただいたのは、かなり前向きな思い出で。
取り置きの’57はついに。この時間帯は男性3人とソムリエで小さな宴会に。いやー、リコルクでも少し置いておいてあげると素晴らしく。中程度の出来でもブルゴーニュの官能美は何処までも。伸びやかで凛とした酸はエレガンスの極みかと。
ひょんな事からレバノンが。’57の後にはどうでしょう?かもしれませんが、それはそれで。この方達にとっては人生とビジネスはどちらもギャンブルでしょうから、ワインのこれぐらいはそんな安直な感覚も。でも、戦火の心配を他所に仕上げられるレバノンのワインがあったことをおっしゃられながらのミュザールはこれほど相応しい飲まれ方は他には・・・・。
今宵のメインへと続く。