日曜からの出張の為、実は１８：００に開店が少し間に合わない月曜日でした。前半は必死の準備でしたが、丁度落ち着いた段階にてお一人のマダムに。その後の中盤からは、気晴らしの芸妓さんの勢いに気が付けば閉店の時間でした。
・Ｃｏｒｔｏｎ Ｃｈａｒｌｅｍａｇｎｅ’９４ Ｌｏｕｉｓ Ｌａｔｏｕｒ
もう今夜は飲めない、そんな状況は許してなどいただけない当たり前のことで。朝方から飲み始めていた本日は、酔ってはいないものの中々ハードな展開でしたので結局伊丹空港からたどり着いた私に、芸妓さんのありがたいご来店もカンカンに不機嫌なご様子でしたのでお相手せざる負えず。ここに前半からのお一人のマダムも加わり、女性人のパワーに押されながらの白のグラン･ヴァンでした。
胡麻の風味を感じずにはいられないルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュ、まだまだ若さは否めませんが請求先のムッシュがお越しになられていないだけに、ヴィンテージはこれくらいに抑えておいたほうが・・・・・。滑らかになりつつある酸にヴォリューム感を抑えることなど出来かねるシャルドネの豊満さは、幾分弱さを指摘されるこの造り手の印象など微塵も。上質なバター･スコッチをイメージさせながらトロリとした質感に今宵も満たされ。
ただ、どこまでも飛び交う怒りのお言葉は煌びやかな彼女のお着物とは少し違和感を。それでもまだまだお若い彼女が携わる伝統を含めた厳しい世界に彼女達のご苦労が見て取れ。ましてや謂れの無い金銭がらみではいたたまれないのも事実でしょうか。ぐっすり眠って切り替えていただければ。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
