Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

天橋立・千歳さん

日曜日のワインを。今回はある顧客の方からのご依頼で天橋立の千歳さんというワインのストックをなんと8,000本というお宿にお供する機会が。個人的にオーナーさんとも面識があり、また伺いたく機会を望んでおりましたので最初は渋々ながらも行くとなれば最大限に楽しもうと。
趣旨はお料理とワインのマリアージュでしたが、やはりワインのセレクトは中々難しいものでこちらの顧客からは私に選ばせることで、また異なる楽しみを望んでおられたのでしょう。また、千歳さんのリストはネット上のリストからも解かる通りお持ちのワインで羅列はされているのですが価格は省かれているものがほとんどで、ここからは交渉が展開されるのですがほとんどは私などでは力及ばず。ただ、日曜日の14:00ごろからオーナーさんに誘われるまま熟成のピークに達した’73’78のブルゴーニュの白ワインを飲み込みながら妥協と強気のお願いをしながらの総額¥20万円のセレクションです。
・Salon Blanc de Blancs’96
・Puligny Montrachet En la Richarde’99 D’Auvenay
・Bourgogne Blancs’78 De Posanges
・Clos Vougeot’83 Remoissenet
・Shifflett Estate’03
・Chambertin’84 Armand Rousseau
・Echezeaux’97 Emmanuel Rouget
かなりお安くしていただいた、と言うかもともとがかなりお安い設定で。もし望んだワインが在庫がある程度お持ちのものでしたらこちらはかなりのお勧めです。だってサロンの’96がほんの少しの利益しか見えない価格でしたから。
残念ながらこちらのお持ちのワイナリーのワインも1本入れていただいたのですがラベルをもらい忘れ書き込めづ。
ドーヴネのリシャールは贅沢な1本。若さが前半の海鮮と蟹に膨らみを与えてくれ。
デイリー・ワインと言いながらお昼から振舞っていただいた1本はこの’78だったのですが唯のブルゴーニュ・ブランとは思えず。持つものの余裕すら。
ルモアスネのイメージは、個人的には色々でしたがやはりこちらではお勧めのようで。悪い訳がないのですが避け続けていた自分が残念なので今回はいい機会でした。確かにブラインドで出されればそんな気持ちは。