Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お帰り

今宵懐かしく懐かしく。何のご連絡も無く扉を開けてこられたムッシュはロワールからの研修を終了されて、遂に。お預かりしているラフィット’02を1ケース自宅のセラーに置きっぱなしでしたし、気懸かりでもありましたが。
・Baron’Arques’03 Baron Philippe & Sier d’Arques
・Beaune Graves’59 Joseph Drouhin
・Meursault Clos de Mazeray’69 Jacques Prieur
・Charmes Chambertin’67 Antnin Rodet
・Morey St Denis Clos de la Bussiere’96 G.Roumier
来年の式が待ち遠しいカップルは、いつも爽やかに。今宵は調子も良さそうでしたが距離が心配です。後もう一分張り共同作業を大切にしていただければ。
遠方からのドクターは公約どおり今宵も。リッシュブールではございませんでしたが、セラーに忘れられていたオールド・バーガンディーを。未だに活き活きと漲る果実の力に圧倒されながらも鉄っぽい香りがそこはかとなく。
帰国後、初ワインはお産まれ年の珍しい赤を。ムルソーの赤は存在自体ご存知の方も少なく。ましてや色々賛否が問われるジャック・プリウール、素晴らしい熟成でしたが。ニュイには感じ難い、野暮ったくも感じられる芳醇すぎるほどの果実味にお帰りなさい!の気持ちも込めて。また、もう少しで危ないところでしたが涙腺を刺激する行為を。お土産にいただけたスー・ド・ブテイユは随分昔に欲しいものリストに挙げておりました。この場をおかりして。
ワイン・ラヴァーはカウンターを共にされるとシェアされる方も。もう選べない難しさの上に、ニュイをリクエストされ。ジャック・プリウールの後にアントナン・ロデなんて少しエスプリが効いているでしょう?リコルクさえされていなければ。いやらしい程の酸の味わいに、これもこれで。お三方!マールは全てサーヴィスですよ。
最終は出始めると重なるもので。ルーミエはマダムのお気に入りでしょう。確か以前訪問されていたようで。弁えられた選択に美しさを感じましたが、やはり個人的には若すぎて。まあ、今晩に関しては熟女を愛ですぎか・・・・・・・・・。

             Sommelier R.Imamura