Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

それでも、やはり医療関係

本日は臨時の日曜日での営業です。まま、予めご予約でいただけており8月の藁をもつかむ気持ちでしたのでひとつ返事ではありましたが。
ですので、月末の日曜日はお勤めの祇園町界隈のダイレクトメールのポスティングに。灼熱の残暑を感じながらも敢えてトライアンフのエンジンをキックして調子を取り戻してあげようと。何でもそうでしょうが、機械物は動かしてあげないと・・・・。
で昨夜の土曜の晩のフランス至上主義は
・Chateau Patche d’Aux’81 Medoc
・Meursault Clos de Mazeray’78 Jacques Prieur
・Nuits Vaucrains’76 Jean Conferon & Fils
相変わらず打つ手なしのような週末の展開ながらも、このところのご利用頻度の落ち込みも感じさせられる医療関係 特にドクターの皆様でしたがそれでも今宵はやはり彼らの存在が。まま、今宵の皆様は正直ご接待などではなくご自身の自腹でワインを飲まれる方々なのでまた状況は違うでしょうが。
何時もはスペインの特定の銘柄をお飲みになられるムッシュですが、今宵は欠品の為にボルドーをお勧めして。’81のブルジョワながらもこのパタッシュは中々のお利口なシャトー。若いヴィンテージでしたら、グラス・アイテムなどにもモッテコイでしょうが’81ともなると非常にまろやかにして芳醇なカベルネ・ソーヴィニヨンの優雅なスタイルに。
深夜の久々のムッシュ、相変わらずやや酔われていたのかもしれませんが飛んで火にいるような飲み友達の登場に感じられ・・・・・。
難しい時代のジャック・プリウール、ですが’78ならばと期待を募らせて。やはりのムルソーでしたが、余韻の酸がややタイトに感じられ。モカの香りの拡がり方には非常に綺麗な熟成を見て取れたのですが。
お連れの部下の方のヴィンテージが’76だったことも災いして。カウンターに選択肢で並べられていたこのヴォークランも勢いで。明らかにこのコンフェロンの’76の方が甘みも芳醇で顔も綻ぶ上質さを。まま、紫煙の相乗もあったのかもしれませんがやはりブルゴーニュは造り手が最大の基準だと言うことには変わりは無さそうです・・・・・。それにしても’76の数年前までの硬かったタンニンは綺麗にほどけて美味しくなってるな。

                      Sommelier R.Imamura