Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

6月の〆ワイン

本日はお昼までゆっくりと。昼食後は猛暑の中、次男の幼稚園にお迎えに。妻は長男の小学校の下校時の旗持ちを受けており、何かと用事が発生するものです。
今のところ、次男の幼稚園は週2回ですのでそれほどバタバタとはしませんが来年からは本格的に通わせていただく年齢ですのである意味忙しく、またある意味自分の時間が持てることを楽しみに。
で昨夜の6月最終日の極上のワインは
Musigny’92 Jacques Prieure
・Teroldego Rotaliano Vigneto Norei’83 Foradori
・Moet et Chandon Brut Imperial’76
・Clos Saint Denis’92 Dujac
日本戦も終わり、気持ちも切り替えたいところですが残念ながら6月の最終の3日間は難しい展開で。まま、予想通りの結果でしたが。
後半に何時もの皆様が。7月からパリへの出張を予定されているマダムと今宵珍しく忙しくはなかった祇園のお姉さんとムッシュは、偶然のまたまたの出会いのオルトさんの谷村シェフを交えて。
いきなりのグラン・クリュ、これ以降ぐらいから評価を安定させてくるジャック・プリウールですが腐っても鯛ではないですがミュジニは特別でした。’92の割にはやや重くも感じられミュジニらしくない?と言えばそうなのですが香りの層は確かに別格で。
2本目はイタリアを。イタリアンの彼がいたのもありますが、とても面白いフォラドーリのテロルデゴの単一畑の熟成。この辺りのストックが懐を感じさせるのでは?滑らかで美しく時の遷ろいを。
シャンパーニュのご所望に、これでもかの谷村シェフへの寵愛を見せてしまいました。’76の彼にこれも。まま、お連れのムッシュが今宵クラブさんでモエを3本飲まれたと言うのも興味深くて。無論、何をか言わんの泣く子も黙る極上の味わいは上質な熟成の為せる業かと。
〆は贅沢にも’92の比較のデュジャックのクロ・サン・ドニ。最愛のコート・ド・ニュイの作り手のジャック・セイスは、意外にも’92は早すぎた。酔っていただけだろうか?’91の官能的なデュジャック特有の香りは見当たらず。
何れにしても6月を〆る極上は、気を許す皆様とご一緒出来たことが幸いです。
7月もよろしくお願いいたします。

            Sommelier R.Imamura