Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’88

本日は出かけ前に私事ですが、残念なことが。かつては例えばホテルマンなどでは、家庭の問題や気持ちを持ち込まない!そんな哲学があったような気がしますが、今は正直そんな側面も見え隠れさせる仕事ぶりですが。
まま、子育ては中々難しいです。
で昨夜の事なきを得た晩は
・Cote Rotie Les Jumelles’85 Paul Jaboulet Aine
・Chassagne Montrachet Morgeot’97 Ramonet
・Pommard Les Jarollieres’88 Henri Boillot
・Pommery Louise’88
・Gevrey Chambertin Clos Saint Jacques’70 Louis Latour
前半はこれまた穏やかで、何年かぶりのドクターさんのようでしたが存じてはおりませんでした。まま、ビストロを1Fで営業していた頃のことはもう何年前だろう。そんな感覚も懐かしくも。
前夜の苦い思いは、どうやら問題はなかったようです。うーん、失礼ながらもお二人を行き来されながらも同じようにご利用いただけるのは本当にありがたいです。ただ、もうお一人増えられるのは・・。様子を見ましょうか。
で先に何時ものマダムは、お食事帰りで。ドーヴネの’03を飲まれたようで今宵も贅沢でしたのでしょう、フランスの惨めな展開を見ながらのジャブレのロティ’85を。やや、試合展開同様落ち着かない酸がございましたが次第に甘みが凝縮しており。
足りないのは、お話が盛り上がりすぎていたので。私の失態は最高のワインのアテでしょうから。ただ、今宵は当たりがいまいちでしたね。ラモネはどうも個人的には赤の方が相性がよろしいような。
一気に’88まで若返ってしまいましたか。相変わらずお元気で。正直まだまだ若いのはワインも同様で、ただ以前よりかは大分落ち着きは出始めており。セラーの一番下に寝かせておいたアンリ・ボアイヨはジャムのように甘い果実味を。
2本目はルイーズ’88で。今ではこの’88も希少なヴィンテージのルイーズ。純白の箱から出されるこの娘さんは、何とも品の良さそうな。少しだけセラーの汚れと赤ワインのシミが見受けられましたが。これも致し方なく。
〆は’70のクロ・サン・ジャックで。伸びやかな果実味に最後はホッとさせられます。    Sommelier R