Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはりフランス

7月最終日は、ご常連さんがはっきりと動きを。出来れば少しでもばらけていただければ、と言うのは贅沢な悩みでしょうがケアしきれないのが難点かと。
今宵もやはりフランスが主体の素晴らしいワイン達が
・Jacques Selosse Initiale
・Morey St Denis Les Loups’99 Lambrays
・Chateauneuf du Pape’96 Chateau Rayas
先日のソムリエさんがお客様を。東京の方は何だか飲み方も京都とはどこかしら。それにしてもジャック・セロスは、確かに美味しいシャンパーニュに毎回心奪わせられ。今宵のイニシャルは実は個人的には初テイスティングのキュヴェ。シェリーのようなアーモンドを感じさせるアロマティックでエキゾティックな印象。並行のボトルが多い中、木下さんの正規のものの状態はやはり素晴らしく。ただ、割り当てがあまりにも少なすぎる・・・・・。
京都を代表されるワイン・ラヴァーでしょう、少ないながらもこちらの方に関しても駆け出しの頃の思いでは幾つも。今回もブルゴーニュのお値打ちを。ボーヌのエリアを外してニュイに入られたので選択肢はプライスの意味で限られてしまうでしょう。それでもプルミエの楽しい’99でランブレイでしたのでヴィンテージの意味合いがはっきり現れておりました。果実味が主体なのは当然でしょうが男性お二人で楽しまれるには十分な1本かと。
残しておきたかった1本でしょう。ありがたくもジャック・レイノーの造ったワインは市場に残っているのでしょうか?また、あったとしてもとても高価なボトルになってしまっているのでは?何本か扱わせていただいた’96ともお別れです。何ともセクシーなアロマがムンムンと発ち込め、オリエンタルなニュアンスを感じさせながらも凝血のワイルドなブケが正しくローヌに求める部分を全て。粗目のような甘みに好みは問われるものの、やはりこのエリアも忘れるわけにはいかない特上のワインを生み出す造り手が。

               Sommelier R.Imamura