金曜日の割にはゆっくりとした時間の流れかたでしたが、いつものドクターのお電話に状況は一変してしまい。
・Cabernet Sauvignon’95 Jean Leon
・Barolo Bussia Soprana’94 Aldo Conterno
・Clos des Lambrays’85 Domaine des Lambrays
・Chateau Beychevelle’78 St Julien
10名でのご利用に為ってしまい。お電話では4名とのことでしたが、気が付けば占領されるかのような・・・・。21:00ごろでしたので丁度入れ替わりのような感じでしたので他のゲストはお二人だけだったのですが、こちらには申し訳無く。ただ、4本目のベイシュヴェル以外は全てマグナム・ボトルだったことも考えれば状況的には仕方ないかと。
こちらの医療機器メーカーさんは、中々手強く以前はシャトー・マルゴー’79をご馳走させられてしまう苦い経験があり。ですので毎回心に予防線はしっかりと張りながら、ただ外れではありながらも祇園街での水商売乗らざる負えない節目は重々。ただ、今宵は厳しく見習いソムリエールを攻撃され。上手に守ってあげられないのも個人的な力不足ながらももう少し世渡りを学んでいて欲しかった彼女でしたが・・・・。
スペインの印象はあまり感じられない、お利口なジャン・レオン。ただ、味わいと価格を考慮すれば十分すぎるくらい。しなやかさにスタートも滑らかに。
バローロ、アルド・コンテルノの落ち着いた味わいは2本目の対比が明らかに上質な感覚へと誘い。若いバイオレットのアロマに皆様の声も次第に大きくなりつつ。
クロ・ド・ランブレイ賛否はあるもののお隣のクロ・ド・タール同様’85は極上でした。ましてやマグナムの質感は何名かのドクターにも明らかな反応を促されておられ。現地の生産者がタールは毎年それなりの素晴らしさを、ランブレイはヴィンテージで変わるところが当然のように興味深いと。正しくヴィンテージ・・・。
素晴らしいボルドーも何だか今宵は並べられる3本のマグナム・ボトルに霞む気すら。十分なトリュフのブーケを放つビター・チョコレートは出来上がられた皆様には残念ながら・・・。
後半のご常連さんに”今夜はこの店はキャバクラか?”と問われてしまったのも無理がないような看護婦さんたちの音量でしたので・・・。R