Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

何故か月曜日に

先週同様、何故か月曜日にバタバタとしてしまいお恥ずかしながら1件もご予約は無かったものの当日のお電話等でいっぱいに。ただ、後半に何の動きも無かったのが意外な程・・・・・・。
今宵は結納済みのお二人と新たなご常連さんが
・Arietta’00 H Block Hudson Vineyard
・Barolo Sperss’91 Gaja
清水の宮司さんの息子さんは、先日の結納からお約束通りフィアンセをお連れに。どのカップルもそうなのですが皆様美しい女性を伴われて・・・・・・。出会いの年は’00で再会がカリフォルニアでのホーム・ステイだなんてドラマのようで。当然のように結ばれたお二人にこのワインは綺麗すぎて何処かしらジェラシーを覚えてしまい。エチケットに付箋と楽譜がしたためられたこのカリフォルニアのカベルネ・フランはシュバル・ブランを彷彿とさせるしなやかであり清潔感溢れる素晴らしいワイン。こちらもご他聞にもれずマダムの方がお酒も立場もお強いようで。名古屋から京都にお住まいになられることを楽しみにしております。それにしても失礼ながらあのお父上にしては随分と爽やかな好青年に育て上げられたなあ。
おそらく料理人さんなのでしょう、ここ数回頻度の上がってきたムッシュは今宵はバローロを指定で。どうしてもバルバレスコの本数が多いリストなだけに限られた王様は、必然で帝王に。帝王であり王様で、その上ノスタルジーだなんてこれまた出来すぎなワインで。それでも当然のように’91は素晴らしく華やかにこなれており、トップからヴァイオレットのアロマがセクシーに。硬さなど微塵も感じさせないネッヴィオーロの熟成に、彼らは未だ体感されてはおられなかったでしょう。幾ら若飲み出来るようになったバローロが増えたとは言えフィネスと優雅さを兼ね備えた造り手のましてや熟成は、彼以外・・・・・・・・・・。
結局、ワイン談義に華が咲きマダムにお疲れの色が見え始めた0:30ごろ今宵の仕切りをさせていただきましたが流石に20:30からでしたので。
ワイン・ラヴァーの困ったところは、お連れのご婦人のことを忘れてしまう傾向が。こんな時は、祇園のエッチな叔父様たちとどちらが素敵か考えてしまう。

              Sommelier R.Imamura