Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

これも'73

f:id:Budounokura:20240314173757j:image

本日は、筋トレ。出勤時の我が家の玄関には珍しく次男の友人が。まま、野球部の同級生のようでしたが 自転車のトラブルを解決していたようです。工業高校だからなあ、自転車くらいは自分たちで 少しづつ いじってもらいたいものです。やはりですが、我が家のおぼっちゃんが 3人中1番ちびっこでした。高校生、まあ身長は僕と同じくらいまでは他の子達は。ですが、体重では まだまだ負けません・・・・・。

で 今月も恐ろしいことになってるなあ

・Gevrey Chambertin’73 Louis Remy

あらいぐま か。メダカ屋さんのメダカを400匹やられたそうです。ビジネスって 色んなことが起こるでしょう。おそらくは、そんなこと以外の水質とか餌とか色々と気配りしながら育てていたことでしょうが まあ害獣の存在でいっきにいかれてしまう!そんな教訓を得られたのではないでしょうか?流石に今までの経験で そこ迄一気に損失を?は無いですが 20年の間の負債は積算すると中々の数字に為る筈ですが・・。

そして、またワイン商からの魅惑のオファーも。久々に見つけました!の’77のシャンパーニュ。ほぼほぼ見かけることのないヴィンテージですが、今回はテルモンのグラン・レゼルヴ この生産者も仕込んでいたんだ。知らなかった、たった2本のオファーですが 2本とも分けていただけるようなので。資金繰り的には、余裕はないんだけどなあ。

店内の薔薇が綺麗に少しだけ咲いております。こんな感じでの1輪でも、絵になるのが薔薇の美しさで 嘗てのように何時も何時も購入するのは正直・・・・・。

頂いた桜の蕾も小振りな鉢ですが、そろそろかなあ?です。

こちらも’73のジュヴレ・シャンベルタン。エチケットが厳しい汚れがございます。ワイン商のデータでは、噴いた形跡では無く エチケット汚れ とのことでしたが キャップシールの一部に流れているような形跡が何となく。とは言え、液面からすると まあ こんなものかなあ?とも思われますが 若干の色調の濁りが気がかりでもある’73ブルゴーニュかと。造り手は、モレの ルイ・レミー、この時代のものはリコルクは まだ余り見かねない時代の生産者ですので 村名ながらも希少な存在かと。こちらも半世紀の物語ですが 1本だけですので これもまた一期一会かと。

Sommelier R.Imamura

73ヴィンテージ

f:id:Budounokura:20240313171856j:image

本日は、ランニング。そして、次男は春休みに。ほとんどは、クラブ活動の野球に勤しむ形になりますが ダイニングのテレビ占有率が上がります・・・・・。愛犬の はなちゃんは 溺愛出来る存在の独占率が上がり満足でしょうが。

で 賃上げかあ

・Chateau Croque Michotte’73 St Emilion

それにしても素人目には、豪快に爆発したなあ。まあ、マスクのロケットも何度も失敗した映像が流れていたので そんな簡単なものではないだろうし。山ひとつ超えると車も走るようなレイアウトだったので、問題発覚後は直ぐに自爆も致し方ないだろうし。この手の世界は失敗は成功の基でしょうが。とは言え、飲食業はそんなに甘くはないのですが。出勤時にご近所に1年前くらいに開業されたカレー屋さん、妙齢な女性が経営されている こじんまりですが 手作りかんの店舗も閉店されたなあ?と思っていると直ぐに居抜きで バー?かな、簡素な感じで 手書きでビール・カクテル・ウイスキー・焼酎と書かれた看板が下がり若者が座っておられ。まあ、そうだよなあ スタートはそんな感じでお金は可能な限り掛けずに腕試しなのでしょうが 中途半端にちゃんとした世界を見てしまうと欲が出てしまうものかと・・・・・。

画像は、ボルドー右岸の。これもまたエゴの塊ですが、’73も調達しておかないと。

比較的 近づき易い印象のシャトーの クロック・ミショット。リストにも’00’99が並んでおりますが、嘗てはグラス・アイテムにも使用可能な銘柄で その上、柔らかく纏まりの有る味わいのメルローの豊潤さに 納得の逸品で。

とは言え、既に50年の時の経過に よりしなやかで ’00’99のモダンな安定したスタイルとは異なる味わいには ご理解も必要かと思いますが それでも半世紀!時の流れにノスタルジーを。

Sommelier R.Imamura

29貴腐ワイン

f:id:Budounokura:20240312175453j:image

本日は、筋トレ。そして、ワイン商からのワインのオファーも。ですが、今回は1本もお分けいただくものが無かった。まあ、勿論 価格面で折り合いが付くのであれば頂きたいものは幾つかは有りましたが そんなものか・・・・・。

ですが、実際には 特に今回はでは?かもですが ボルドーでも’90年代スタートでブルゴーニュも’80年代からが ほぼほぼ。シャンパーニュは’70年代から幾つかでしたが ここの数字は高額すぎて悩ましく。NVのボランジェなどのオールドが有りましたが 流石にこの造り手になると そらあ中々の価格になります。手が出なかったな、何方かが まあ購入されておりましたが 微妙な価格で それならヴィンテージを買うかなあ?悩ましいところです。

で 結果的には休肝日で・・・・・

・Chateau Filhot’29 Sauternes Lur Saluce

・”Y” ’85 Lur Saluce

そんな中での先週末の入荷分を。今回の大物は、ボルドーでした。

ヴィンテージ’85のイグレック、溜息の価格の高騰です。辛口ボルドーの白ワインの個人的には最高峰の イケムの辛口のYは、飲み頃のヴィンテージは致し方ないなあ。

現行のヴィンテージの品質の向上とオーナーが変わられてからの方針も有ると思われますが となるとバック・ヴィンテージも 当然のように。

これもまた、探しておりましたので。貴腐ワインの 明らかに飲み頃のヴィンテージを!でした、以前’34のこのフィローを抜栓させていただいたので このくらいの飴色に熟成したボトルも必要なので・・・・・。可能で有れば そうですね本家本元のイケムと行きたいところですが、手が出せないので リュル・サリュース伯が同様に仕込む フィローであれば これまた興味深い希少な 100年までは後5年か・・・・・。

雨も上がりましたので よろしければ。

Sommelier R.Imamura

春待ちのお届け

f:id:Budounokura:20240311175435j:image

本日は、ランニング。その後は、掛かりつけ医へと。何時もの血圧と花粉症の追加のお薬をいただきに。伏見稲荷の目の前の医院ですが、もうねえ 凄いなあ。京都は、日本では無いです・・・・・。

で 昨夜は プチ同窓会で

・Largillier Guillame S

・Chablis Vaillons’00 Francois Servin

・Cabernet Sauvignon Hiyake Vineyard’14 Okunota Winery

・Volnay Les Taillepieds’97 Hubert de Montille

・Sable’19 Cave d’Occi

Recioto della Valpolicella Amarone Classico’79 Masi

久々の暖かさに 時間が残されていたので トライアンフのエンジンを。3月の中盤です、連日の遊びでの飲みすぎですが 切り替えて。

20年ぶりくらいになるようで。嘗ての ぶどうの蔵にて サポートしてくれていた ソムリエとシェフとの飲み会の機会が店舗にて得られました。まあ、様々な思惑は有ったのですが 結果的には同窓会のような形で良かったのかと。もう少し人数や 会いたかった存在もおりますが、皆さん忙しく大人の世界に揉まれているでしょうから 理解しております。とは言え、尽力してくれた すったもんだはありましたが?のソムリエと 相変わらずの ままややデリカシー?のソムリエと 神戸からわざわざの ちょい悪シェフとの あっという間の数時間で。正に ひとことで言うとそんな印象かな?

そう言う僕もねえ、こんな機会ではワインのコメントは真剣にすべきでは無いのですが 心許せる関係だけに ぽつりとは言ってしまう。

セロスの息子かあ、まあ 正にそんな感じですが デゴルジュが2019で 後はほんの少しだけ余韻にビターな印象が。エチケットの汚れからそんなイメージも受けていたかもしれないのですが、勿論普通には美味です。そんなところでしょうか。

個人的には、これが1番好みの味わいで。’00の懐かしいセルヴァンのドメーヌものの ヴァイヨン。まあ、勿論こう言った銘柄には思い出も有るからなので仕方ないのですが 当然ながらそこも重要で そして 何処まで行っても熟成なんですよ。

そうか、色々と懐かしいシーンも脳裏に浮かびますが 奥野田さんね。確かに訪問したし、そんな話もしました。そして、彼に そんなインスピレーションを与えたのであれば 素敵な機会だったのでは。特に月に1度は行っていた中々豪華なワイン会の意義が見いだせておりますが。ワインの味わいはなあ、まま 他のラインナップが まずまずなので。

モンティーユの’97のタイユピエ、これもなあ 今となっては非常に高価で、おいそれとは飲めないものなんですが 硬い生産者なんだよなあ。個人的には、本当に上質なこう言ったブルゴーニュは もう少し待ってあげないといけない!と言う感覚は僕だけかな?勿論、素晴らしきポテンシャルで ひとこと いいね~と言うだけで 良いのですが そこは逆にプロの同窓会では 許されないかなあ?ごめんね、とは言え後輩のソムリエの持ち込んでくれたものなのですが 今では彼は エクセレンスと言う ソムリエでも 上位の資格者なようですので。とは言え、彼は本当に多彩な面白い奴だなあ。

神戸から、随分遅れて辿り着いてくれた やんちゃなシェフでしたが やはり中々リストランテでは人材の問題を抱えているそうで。とは言え、彼も長くオーナー・シェフを継続されているので ここもリスペクトです。また、ワインも カーヴ・ドッチか 珍しい。アルヴァリーニョ・リースリングセミヨン・ヴィオニエ、こんなブレンドの経験は ほぼないだろうな?ヴィオニエの香りが、顕著に感じられて これは若いものの美味しく感じられた。大分、酔い始めていましたが。

〆は、では?と僕のセラーから。まま、当日持ち込みなので 皆大変だったでしょうから オールドは僕の手持ちからで’79のアマローネ。面白いワインです、しかもレチョート表記の時代なので まま’90年代以降の洗練された味わいのイタリアワインの表情とは異なるのは当たり前ですが 熟れた味わいには口角は上がるのですが、これも若干の・・・・・。とは言え、シャブリと このアマローネ かな。

そして、みんなさくっと帰宅するなあ?僕だったら 京都にホテルとるけどなあ?いや、まだ彼らは色々な欲望がある 世代だから そんな感じかな?

また、本日 桜が。師匠にあたるソムリエから。当日来れなかったと言うことだったらしくですが、今回の趣旨からすると?でしたが ままこれもまたご縁のことなので 久々にお声も聞けまして 何時かまた こちらとも機会をいただければと。

また、全ての ぶどうの蔵に関わってくれた方々とも 機会があれば楽しい時間を。

ありがとう、奥野くん。

Sommelier R.Imamura

NV'90

f:id:Budounokura:20240310170951j:image

本日は、筋トレ。若干、タイミング良く終了できましたので 後輩のワインバーへと。

丁度入れ替わりでゲストの方とエレベーターですれ違う形でしたが そうなると始発で帰ろう!の決め事も 飲み過ぎてしまい・・・・・。なので、やや酔いの残る形にて。

で 結局飲まはりましたな

・Laurent Perrier Brut

・Bourgogne’90 Charles Noellat

・Savigny Les Beaune’90 Charles Noellat

週末もすら 非常に静かな展開でしたが、結果的には以前お越しいただいていたようで。女性おふたりでしたので 当初は何処まで会話の干渉をしてよろしいものか?と躊躇もありまししたが 飲み込み始めたご様子に少しづつ距離感を詰めながら。

どうやら’10年代の 僅かながらの熟成の オールド・ノン・ヴィンテージ シャンパーニュのローラン・ペリエ。何れにしても高騰のシャンパーニュを尻目に この手のやや熟れたシャンパーニュが見つかれば手を付けたいのも本音ですが、こちらも お安くは無く また存在自体も・・・・。コルクの外観からは、穏やかに熟成はしている様子は解るものの アタックは、何処までのポテンシャルかは。ただ、何だかんだと飲み込んでいく限りでは ぐっと蜂蜜のニュアンスが出て参ります。だから空くのですが。

赤ワインもで、’90のACですが まあ中々ブルゴーニュの本当に柔らかく纏まったものは 何処ででもは。このノエラの’90の手持ちもそろそろ無くなるであろう段階です。まあ、お悦びいただけるのであれば。

産科のドクターだったようで、後半は頻繁にお手洗いに入られましたが 無事ホテルまで辿り着けていれば良いのですが。またまた、京都にお越しの際は!

そして、手土産のように’90のノエラのサヴィニーを。まあ、造り手の好みはソムリエ個々に有るとは思います そんな少しだけプロのような会話を しかもやや乾いたシガーを燻らせながら。楽しい時間ではあるのです。

Sommelier R.Imamura

ヴィンテージ'13'98

f:id:Budounokura:20240309173224j:image

本日は、ランニング。花粉がなあ、来週からがピークですか・・・・・・。

で 一昨日分ですが

・Macchiole’98 Le Macchiole

・Merlot’12 Nakai Russian River Valley

5月でテナントの契約が9年目が始まる、ですので3年更新の契約ではありますが またまたの家賃交渉が求められている・・・・・。コロナ禍は、現状維持にての更新には感謝しておりますが とは言え やはり今回は家賃と共益費までの上昇に 勿論交渉の余地は有るとは思いますが これなあ 大家さん側が言うってことは当然のような既定路線なんだろうけどなあ。丁寧な管理人さんの説明ではありましたが、長くお借りすれば逆にお値下げになるのでは?との思いは軽く砕かれております。何か個人事業主からすると、色々な現状の株価や賃上げの声は ある種の逆風にしか感じられないけどなあ。

お初のお越しのご夫婦でしたが、一瞬にしてご夫婦の何となくの関係性は一目瞭然のように。奥様が吟味するワインリストでしたが、まま最終的にはリクエスト分と幾つかの選択肢を含めての。そして、マッキオーレ 個人的には先日飲んだからなあ?とは言えませんでしたが まま上質なボルゲリの’98なのでお勧めは間違えなく。

暖かさが感じられるピュアなカベルネ・サンジョヴェーゼの印象で ゆっくりと熟成した味わいは ブルネロとは別の味筋のトスカーナの代表例で 徐々に話題も広がります。

ボトルの後半にご主人の闘病の話題で 同士だと解り もう1本如何でしょうと 一気に奥様には申し訳ないでしたが 漢の話になりました。少しカジュアルにカリフォルニアのナカイさんのメルローを。以前過去のヴィンテージをテイスティングした際は、かなり軽やかな印象のメルローでしたが この’13は甘みが強くふくよかな印象で ルシアン・リヴァーのクールな面影は穏やかなものの 再認識の機会でした。

数か月後の手術のご予定のようでしたが、是非とも乗り越えていただき 再度のお話の機会が有られることを心より。当事者しか解らないことも多々ございますでしょうから。

蛇足ですが、早くも店内のイングリッシュ・ローズが咲き始めて。強い芳香が ふわりと。

Sommelier R.Imamura

ヴィンテージ'02'79

f:id:Budounokura:20240308173541j:image

本日は、筋トレ。そして、またまた銀行さん。今日は、お三方で まあ大変だな。

詳細な資料もご準備いただけておりましたが、溜息しかないな・・・・・。改めて税金って ヤクザよりって言いますが本当に。単純に売却しても赤字になるなんて意味が解らない。ずるずると勤労を促すのが目的なのかな?何れにしてもお利口に対策して サポートを受けながらの節税対策って 大切なんだな。だからずるいよなあ。

で 本日も引き続きの最終を

・Bourgogne Rouge’79 Pierre Boillot

・Chateau Sociando Mallet’02 Haut Medoc

大学生は、やはり即戦力になるようなポテンシャルがはっきりと。まあ、ヨーロッパ選抜だから 流石に今の段階では負けるわけにはいかないでしょう。鯉の若者も変わらず今年は楽しみかと。

既に4本は飲み切っており(1本はハーフですが)、お疲れが出られたようでソファーでストーヴに当たると落ちてしまうようなあ。完全に船をこがれる前に この機会なので赤ワイン飲んでもよいですか?とお伺いをたてておいて正解でした。今宵は、バーテンダーさんもおられたので やはりお好みは出来ればブルゴーニュ との。まあ そうなりますよね、確か以前もそんな展開で’77をお開けした経緯を語っていただき思い出しました。かなり記憶力の低下にも苦しんでおりますが、切っ掛けに 背景がぱっと開けるように思い出すものです。流石に’77のブルゴーニュの手持ちは、かなり限られての段階でしたので’79にてご容赦も。

このピエール・ボワイヨは、本当に素晴らしく 蔵出しの状態だったんだろうなあ?と明らかに感じさせられる美しい透明感に 健全なトリュフの香りが支配的で酸も完全に溶け込んだ 優良なボトルかと。やはり あのバーでも この手のオールドは沢山は無いか。

〆になりましたが、まま こちらは 惰性のような。既に僕も併せて支援を3人で5本も上げておりましたので 十分に堪能をしておりましたが、やや足りない酒量を。

’02を再度の意味合いでしたが、途中の段階で 意識も戻られるような時間帯になっておりましたので ここでお帰りに。

併せて今回も 申し訳なくの高額なご請求になりました。どうしても’43のハーフボトルが有ったため、何時ものご予算をオーバーしてしまう金額になってしまいましたが 申し訳無く。取りあえずは、当分はこの手の 危険なボトルは新たには見つかり難いでしょうので。これに懲りずに またまた よろしくお願いいたします。都をどりも ございますので・・・・・・。

Sommelier R.Imamura