Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'13'98

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本日は、ランニング。花粉がなあ、来週からがピークですか・・・・・・。

で 一昨日分ですが

・Macchiole’98 Le Macchiole

・Merlot’12 Nakai Russian River Valley

5月でテナントの契約が9年目が始まる、ですので3年更新の契約ではありますが またまたの家賃交渉が求められている・・・・・。コロナ禍は、現状維持にての更新には感謝しておりますが とは言え やはり今回は家賃と共益費までの上昇に 勿論交渉の余地は有るとは思いますが これなあ 大家さん側が言うってことは当然のような既定路線なんだろうけどなあ。丁寧な管理人さんの説明ではありましたが、長くお借りすれば逆にお値下げになるのでは?との思いは軽く砕かれております。何か個人事業主からすると、色々な現状の株価や賃上げの声は ある種の逆風にしか感じられないけどなあ。

お初のお越しのご夫婦でしたが、一瞬にしてご夫婦の何となくの関係性は一目瞭然のように。奥様が吟味するワインリストでしたが、まま最終的にはリクエスト分と幾つかの選択肢を含めての。そして、マッキオーレ 個人的には先日飲んだからなあ?とは言えませんでしたが まま上質なボルゲリの’98なのでお勧めは間違えなく。

暖かさが感じられるピュアなカベルネ・サンジョヴェーゼの印象で ゆっくりと熟成した味わいは ブルネロとは別の味筋のトスカーナの代表例で 徐々に話題も広がります。

ボトルの後半にご主人の闘病の話題で 同士だと解り もう1本如何でしょうと 一気に奥様には申し訳ないでしたが 漢の話になりました。少しカジュアルにカリフォルニアのナカイさんのメルローを。以前過去のヴィンテージをテイスティングした際は、かなり軽やかな印象のメルローでしたが この’13は甘みが強くふくよかな印象で ルシアン・リヴァーのクールな面影は穏やかなものの 再認識の機会でした。

数か月後の手術のご予定のようでしたが、是非とも乗り越えていただき 再度のお話の機会が有られることを心より。当事者しか解らないことも多々ございますでしょうから。

蛇足ですが、早くも店内のイングリッシュ・ローズが咲き始めて。強い芳香が ふわりと。

Sommelier R.Imamura