Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'73の晩

f:id:Budounokura:20230724173238j:image

本日は、やや 二日酔いで ベランダプールと 半身浴を こなしてから出勤を。

月曜日の買い出し等の予定は完全にキャンセルでしたが、そんなことよりも兎に角顧客のご来店とワインの抜栓に心よりの感謝と 負担はありますが 肝臓の疲れもまたある意味心地よく。

で ’73の晩でした

・Chateau Beausejour Becot’73 St Emilion

・Barolo’73 Vietti

日曜日ね、まま 開店されているお店が少ないのも 理由としてはあるでしょうが 僕のカウンターが開いていると言うご記憶に感謝いたします。

まあ、相変わらず中々動きの少ない日曜日ですが ここぞでのご利用をこれからも期待したく。

今回も事前の情報もいただけており 趣旨や思惑も何となく想定は出来ておりましたが 丁度10歳年上の顧客の方は やはり また僕とは異なる視線で見つめておられ 興味深い会話の内容も。何れにしても大きな組織では、様々な思惑が入り乱れ そこに関係される方々にも大きな影響が有られるのは まま事実でしょう。

何となくのお好みは把握しながらも 最終的に忘れておりましたが 男性の場合は余りお伺いしないのですが ふとお伺いして正解でした 悩みながらも’73だと知ると どうしてもそこからは離れ難くなります。出来ればボルドーブルゴーニュ、出来れば右岸よりも左岸。そんな思いも有りましたが ままご予算も有られましたので サンテミリヨンと バローロを。まま、比較対象としては これまた贅沢な2種で 好みも分かれることがまた面白く。

コルクが何とか気持ちよく抜栓出来た ボセジュール・ベコ こちらも訪問が叶ったシャトーだけに 思い入れも少なからずですが そう思うとそこをセールス・トークしていなかったことを悔やみます。50年ですね、熟成の姿ははっきりですが 未だに クールなミントの香りもまた残しながらも。

こんな短いコルク!ではありますが、このヴィエッティのバローロの素晴らしさは 以前の抜栓で経験済みでしたし 今回も。ややビターなニュアンスも感じさせながらも ブルゴーニュ・タッチの柔らかい味わいに 結局 比較するとこちらに好みが触れてしまう。

お仕事のお話をされるのは解っていますが、50年を同じ時代を過ごしてきた方に どんな人生でした?とお伺いさせていただく機会は 非常に興味深く またある意味特殊なご職業でしょうから とても楽しく過ごさせていただけ感謝いたします。

ちなみに この位では二日酔いにはなりません その後お見送りをされ またご一緒にアマローネ とシャンパーニュの と リヴザルト まで飲み込んでおりました・・。

まあ、そうなりますよね。これはまた後日でも。

Sommelier R.Imamura