Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'96

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本日は、ランニングを。その後は何時も通りなのですが、店舗の灯油の補充など そろそろ雑用に出向かなければならない時期なのですが 散髪・病院などこなさなければならないことだらけだ・・・・・・。

で わざわざご足労を

・Chateau Bernadotte’96 Haut Medoc

なんだかなあ、泉南市教育委員会 どうかしてるな。もりかけも そうですが黒塗りの資料なんて意味ないだろう!

蛇足をもうひとつ。昨日の開店前のお電話について しっかりと事情をお伝え出来てなかったかな?なので。他の顧客にワインのお渡しとお支払いをお待たせしていた上でのお電話でしたので、やや 急ぎ足だったことはお許しください。

お届けさせていただくワインの裏張りを見れば、大体の僕のビジネスのワインの仕入れ先は判明するかと。まあ、実際に平行品のオールド・ヴィンテージで希少な銘柄をオファーできるワイン商は僕が知る限り ほぼほぼございません。なので、同業者さんも同じところをつついており ネットに出品されているワインも何となく出所は想像できるものなのですが だからと言ってそのワイン商のご紹介は出来ません。まま、少しでもリーズナブルで希少なものを手に入れられたと言う思惑は理解出来ます。ですが、前提としてアルコール業界には悪しき慣習と言いますか ご寵愛と言いますか 基本的にはお酒屋さんを通しての取引が必要なようです。なので そこには中間業者さんとしての利ザヤが発生するのですが まま それがなければ街のお酒屋さんはつぶれてしまいます。とは言え、僕がお付き合いするワイン商は京都の酒屋さん1社を除いて他ワイン商とは直接のお取引をさせていただいております。ずっとそうお付き合いしてきましたから。ある時期、京都の老舗のワイン屋さんが 僕の取引先のワイン商に圧力をかけられた経緯も存じておりますが ここだけの話 取りあえず僕のところとは直接のお付き合いを先方からも求めていただきました。何故なら、中間業者さん 特にその京都のワイン屋さんを通すと正直 価格の上乗せは尋常では無くなるでしょうから。

なので、どうなんでしょう?事実かは解りませんが、直接のお取引が出来ている限られたワインバーでも有ると言うことです。まま、ワイン商が何処まで本当のことをおっしゃられているかは 定かではないですが 残念ながら 悪しき慣習はどこにでもあると思われますが。まあ、その分 ちゃんとしたワインの管理やお付き合いの上での対応も勿論 また理解出来る範囲の数字をお互いに与えあっているのも事実かと。

蛇足ですが、中には嘗ての顧客でワイン・ビジネスには関係ない方でも 強烈なワイン・ラヴァーで個人でお取引をされていた方がおられたのも事実ですので それは各ワイン商の判断のて。ただ、この方はちょっとした政治家さんみたいなもので お取引額が その辺のワインバーなどでは太刀打ちできない方かと。 

後は、正直 僕ですら 現状思うように嘗ての様に欲しい素晴らしい飲み頃のワインを手に入れることが出来かねております。何故なら 当然ながら世界中で美味しいワインは皆が探し求めているのが現状なので。まあ、現行ヴィンテージの 球数がある銘柄でしたらネットでも彼らは販売されているので それは購入可能でしょうが。

と言うことですが、まあ 正直 例えば 特別なレストランが仕入れることが可能となる 白トリュフなどは 一般的には手に入らないでしょう?か、ネットで価格は理解した上での購入しかないだろうから。そんな食材を手に入れることが可能なのも 飲食店の存在意義でもあり ワインもそのしかりです。だから、辛うじて僕のカウンターも約20年近くの営業を続けているのかと。悪気はないですが、ご理解いただけましたら幸いです。長い文章だなあ・・・・・・・。

画像は、律儀に売掛になった日曜の晩の嘗ての同僚の料理人さんが。お互い年は取りましたが、和食の料亭で一緒の職場だったころには何度か飲みに行った記憶はありますが 正直中々難しい関係性だったからな。今は本当にこんな機会がとても懐かしく楽しき時間です。ヴィンテージ’96のベルナドット、オーメドックのしなやかさが持ち味ですが お互いに やや疲れた肝臓には優しいメルローのニュアンスが美しく。

何時かは彼の働くお店でお食事がしたい!炭火のスペシャリストの有名店ですので。

Sommelier R.Imamura