Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’90

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本日は愛犬とお散歩だけに。

お日様が出ていないと まだまだ風が冷たいですが観光の方々がもうすごい。

車のナンバーも様々ですが、この3連休は まま潤うところも多々あられるかと。何だかなあ、取り合えず飲食店をサポートしようと思われるのならば連休明けではなく この連休に合わせて要請を解除すべきかと。なんだかんだと文句ばかりですが、折角なのになあ また一時的な解除なのだろうから・・・・・。

で かの晩のヴィンテージ’90は

・Mercurey  Clos de Paradis’90 Emile Voarick

・Medoc’90 Baron Philippe Rothschild

このお名前の方の顧客が何組か。そして総じて皆さん素敵な方ばかりで。まま、確か日本人のお名前ランキングでも上位に位置していたような?

色々とあって思い出話のような流れもありましたが、良い意味で年を取り そして上質なご縁と大人の時間が流れる そんなワインバーでありたい。

実は最初の抜栓は、状態が。ヴィンテージ’85のメルキュレイでしたが、そうね 若いソムリエさん方でしたらこのアペラシオンでは この手のオールドは仕入れないだろう?とは言え期待を込めた仕入れでしたが 確か3本の仕入れでしたので後の2本が心配ではありますが。

気を取り直しての抜栓は、それでもストーリーは残しながら。ヴィンテージ’90ですが メルキュレイのプルミエの偉大なヴィンテージにて。このボトルも以前のブショネの衝撃もありましたが その後は高い酒質に印象も良く 良きトライに。

流石にこの銘柄もラスト1本になりましたが、どのボトルも高い確率でヴィンテージ’90は その品質が総じて。優等生的なバランスで果実の充実感が このクラスでもはっきりと。そう、現実的にこの手のアペラシオンでも良き出会いを演出出来るソムリエでもあるべきかと。

2本目にも ヴィンテージ’90を。若干 エチケットの丁度ヴィンテージ’90の部分がこすれており暗いと見難いのですが、ですのでこんな機会にお出しさせていただきました。そしてこれまたなのですが、メドックのカテゴリーにて。おそらくは彼らの仕込む銘柄の中では最もの裾ものではあるでしょうが、この偉大な作柄はやはり 小ぶりながらもその ほろ苦い余韻のバロン・フィリップ・ロートシルト どちらも偉大な素性であることは間違えない。我ながら中々の流れに ほっこりの瞬間で。ムッシュ紫煙もまた好相性に揺らぐことかと。

またまたのお越しを心より。

Sommelier R.Imamura