Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

白髭

被災地の現状には変わらず、心が痛いです。今夜からの天候の厳しさにも言葉がございませんが、頑張ってください。心から応援いたします。

昨夜のゲストには、流石に大きな支援をされた方も
・Corton Charlemagne’89 Bonneau du Martray
・Chateau Haut Marbuzet’86 Saint Estephe
医療機器メーカーの社長さん、何時もながら有難うございます。ソムリエの資格も持つワイン・ラヴァーですが、今回の惨事にも営業支店はございましたでしょう。また、今回は亡くなられた方の歯型の検証が出来る機器を提供されたそうで。やはり、立派な方には為すべき使命は決められているのでしょうか。
今宵も久々の芸妓さんを伴われ、お忙しい中のしばしの癒しになれば。ボランジェの後の白髭は、ルイ・ラトゥールと共にこのアペラシオンの優良な大きな生産者のマルトレイ。その’89ですので、やはり期待は大きく。素晴らしい作柄になった’89だけに、未だに若々しい味わいの青さも残しながらも流石のグランクリュは大ぶりな余韻を残し。
きっとまだまだ、20年でも30年でも美しく熟成していくであろう偉大な白髭もまた何時か出会えるでしょうか。
こちらも何時ものお二人ですが、やはり業界は同じ方で。長い長い晩にはなりましたが、こちらもボランジェから。ブルジョアのこのオー・マルビュゼ、さばを読んで何時も10年の時を若くしたヴィンテージをお持ちするのですが。以前はブルゴーニュでしたが、ブイルゴーニュは酸が!と言うマダムでしたが他所で若いブルゴーニュばかりを飲みすぎたのでは?僕ではそんな表現は今まで無かったですが。
まま、ボルドーをお飲みいただくのもそれはそれでよろしいことですので。並みのグランクリュでしたら凌いでしまう上質なこのブルジョアは野呂に額もエスプレッソのような薫り高い優雅な1本。
結局、クロ・フルテ’99まで飲み続ける酒豪でもありましたが。相変わらず。

              Sommelier R.Imamura