Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

入荷分も

本日も すっきりしないお天気ですが 被災地の方々を思いますと申し訳ない。

人生には、本当に何が起こるか解らない。このコロナ禍だって特にそうだし。一瞬でマイホームが流されてしまうなど想定せずに一生分のローンを組むわけだから。蛇足ですが やっとやっとの半分を返済しているようです。ですが、このコロナ禍の借り入れ分が その住宅ローンの残高ほどお借りしたので 僕は一体何をやっているのだろう?何とも理不尽な世知辛さかと。

そして、お借りしているワイン漫画ですが41巻まで。後3冊ですが、やなりこの辺りまで辛抱強く読まなければならないのでしょう。最後は古酒らしいです。そうその伏線で登場するワインも シュヴァル ブラン78 や バローロボルドーの60年代 やアマローネの73 ブルネロの71など やっとその部分の共感が得られるもので また ドン ペリニヨンの69 ピエール アンドレの熟成など 益々 この作者の方がアイデアを得られる対象のソムリエさんの仕入れ先に共通点を感じられます。

蛇足ですが、僕がこちらの漫画を2巻までで失礼したのは 有る時期のブームで 前半の部分での ブルゴーニュの 特にシャンボールのエリアをおっしゃられるゲストが増えられたことからも。影響はワイン業界にとっては良い事なのですが 個人的には 当然ミュジニなどは素晴らしいものの やはり飲み頃が重要で。特に素晴らしいグラン クリュになればなるほど 価格も上昇しますし 僕としとはアペラシオンも造り手も重要ですが そのイメージだけに流されて本来の飲み頃を意識せずに抜栓ご提供は 店舗のコンセプトとしては全くでしたので。まま、そう言った方々は最後までは読まれなかったのかもしれません。とは言え もうこれは10年くらい前のお話なだけに痛いのですが、未だにこの概念とヴィンテージは然程変わらないものを お勧めいたしますが。

誤解がない範囲で。

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久々の入荷のシャンパーニュ。これは希少な ビルカール サルモンの特別なキュヴェ。ヴィンテージ'89は実は以前も。素晴らしい艶かしさでしたが、再会もあるもんだなぁ?と。

Sommelier R.Imamura