Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Tignanello’91

連休をいただきました。
ここ数年の中で 最も残念な海の日の 祇園祭の休日でしたが まま それはそれで それなりに子供たちと過ごす時間も有り 楽しみましたが。
それにしても お天気が不安定で 毎日の夕立が強烈です。
店舗のワインの管理を考えると これだけ暑いと 毎日 少しでも恵みの雨は欲しいものですが 停電や災害まで有ると 非常に困ります。現に昨日も 山科では停電が有ったようですし。幸い 僕が大量のワインを管理し始めてからは 停電などは 経験がないのですが 考えれば考えるほど 怖い感覚でもありますが 今日とは本当に 異常な気候だな・・・・。
で 先週末の晩は ご近所さんが
・Tignanello’91 Antinori

宵々山だった晩は 暑いながらもお人の出は 非常に沢山ですが ビルの5階から ゆっくりとドルトムントのサッカーを。
まま、ですが やはりと言いますか 暑さを逃れてお越しのご同伴で。
何となく微妙にお姉さん方のお店が 系列店のようでしたが お顔をさされないように祈りながら。いずれにしても 年に1度の皆さんの艶やかな浴衣姿ですが それぞれの思惑も。
中盤からのお越しの 実は自宅のご近所さんの歯科医のご夫婦で。ご一緒にお連れ頂いたムッシュに そのお連れのお姉さんもまた 直接ではないものの 御兄弟とはご縁が有られる方でしたので。狭い祇園町ですが 性別は異なられても 血は争えない感じでも。
ブルゴーニュを飲みにいきましょう!そんな流れだったようですが ワイン談義の流れでトスカーナに。そう そのマダムが サシカイアみたいな?なんて台詞が有られると 致し方ないかと。
ですが、サシカイアの手持ちは’89’82で。五大シャトー並みの扱いにも近い感覚ですが 勿論 その代わりにもなる ソライアにオルネライアも 並べて。また、当然ながら 多少の逃げ道と言ってしまえば失礼ですが ティニャネロも。それでも この’91のアンティノリの仕込む 有る意味ではトスカーナらしさも表現される 優良銘柄で 十分にコスト的には 熟成ブルゴーニュも飲み込めるものですが・・・・・。
懐かしい今は無きワイン商の裏張りが張られておりましたが そう この長いことエージングさせていた この響きの良いティニャネロも 遂に手持ちはレギュラーボトルは ヴィンテージ’95のみに。マグナムの’99’81がございますが これは 比較的近年に仕入れたものですから。
キャンティ用の サンジョヴェーゼを主体にカベルネ・ソーヴィニヨンブレンドした 正にトスカーナらしさに ボルドーのエッセンスを少し落とし込んだ 個人的にも思い入れの有る銘柄で また’91のしなやかな熟成感は そう ブルゴーニュ好きのドクターにも その世界観をまた 驚きと共に。
それでも まだ26年の熟成か・・・・・。
ポジティブなヴィンテージでもあります。
Sommelier R.Imamura