Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュ’82’69

本日のお昼間は、雨の降り出す前にお犬様のお散歩と 台風への備えを。一時的には 激しい雨脚ではありましたが やはり 京都は たいして影響はないのかな?です。湿度の高い 気持ちは悪い環境ですが ワインセラーには 雨は少しはサポートになっているかな?です。色々な意味で 少し手を煩わされないような 新たな機材を購入しましたが・・・・・・。
で 昨夜の 有難い早くも欠品をのブルゴーニュの2本は
・Nuits Saint Georges Clos des Marcehle’82 Faiveley
・Beaune Clos de Mouches’69 Joseph Drouhin

前半には、先日のお電話ながらも お越しになられなかったお姉さんが律儀に短時間ながらも。品数の大量な 懐石料理をお召しあがりになられていたようで。まま、あの方のお店ならば致し方ないか・・・・でしたが ペリエ・ジュエのハーフはこんな時には重宝です。
深夜にお越しの お二人は 今宵は異なるお姉さんながらも同じヴィンテージ’81なところが相変わらずで。まま、今宵は異なるヴィンテージのワインではありましたが。
どちらも 久々に納品いただけたワイン商からのアイテムで その外観は 抜群に状態も良さそうで 結果的にもどちらも ポジティブな上質な正に熟成のピノ・ノワールの美しさを。
正に飲み頃の様相のヴィンテージ’82のマルシャレは ニュイの硬さを完全に解きほぐした姿に 文句のつけようのない 流石のフェヴレイで。やはり 実際には35年の時の流れが ブルゴーニュには必要な良き例でも有るもので。
お連れにお姉さんの衝撃のお話に もう1本くらいは飲みたくなるもので。
シャンパーニュなども候補ではあるものの やはり流れとしては このヴィンテージ’69までいくと それはそれは そのノスタルジーに心奪われます。
コルクの抜栓も どちらも その状態の良さを物語るように 完璧で 香りに 少し お醤油の香りが混じるのが気になるのですが。
その旨の中でのテイスティングは 真剣に為らざる負えない。その味わいに 甘みの残る 非常にバランスの良いスタイルは これもまた この方々には何の問題も無い 正に特別なクロ・ド・ムーシュ。これは もう直ぐ50年の ドルーアンの 丁寧な仕事と 偉大な作柄の’69も起因する 贅沢な深夜の酒宴で。
Sommelier R.Imamura