Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’96’86’86

休日は、相変わらず バタバタと。次男のサッカーの試合が これで取りあえず最後になるそうです。処々の都合上 彼はいったん 今のクラブは やめるようで。まま、色々とトライはしてみれば よろしいかと。現に長男も 何でか陸上で 棒高跳びだから 解らないものです。
ですが、その間に やはり僕は義理の父の運転手で 行ったり来たりですが これもまた。
その後も この数日こなせていなかった 店舗の所要をこなしに 次男と祇園まで。休みも有るのか 無いのか?まま、個人事業主の 現実はそんなものかな?です。有難いのは 一人ではなくて 子供が付き合ってくれるのが 嬉しい限りですが。
で 先週末の またまた素晴らしき晩は
・Gevrey Chambertin Les Corvees’86 Gilles Burguet
・Nuits St Georges Les Damodes’86 Machard de Gramont
・Jacquesson Extra Brut’96

前半は、ソファー席で ゆっくりとのご夫婦のような方も有りながらも 週末の華やかさは 窓の外のみかな?で。
後半に掛けて 久々のドクターが。今宵のお供は、事務長さんだそうで 今の話題が中々触れてはいけないような内容も有りましたが 変わらず興味深く。また、流石に京都を代表する医療法人さんだけに 僕の顧客の方々の 微妙な内情も出てきてしまい あのドクターが 最近お越しになられない理由のひとつが発覚で・・・・・。
そんな今宵のブルゴーニュは 2種の’86を想定通りの抜栓で。同時のタイミングで仕入れが叶った’86ですが 2本を飲み込まれる方がおられることも また有られるでしょうから こんなお遊びが ストックの可能性を拡げます。
お買い得で 信頼感が増した ジル・ビュルゲのジュヴレのコルヴェ、改めて もっと頂いておくのだった・・・・。それが この銘柄の味わいの全てかと。
意外にこのニュイ・サン・ジョルジュのプルミエの方が 仕入れ原価が歴然だったのです。良き造り手の印象のマシャール・ド・グラモン 限られた機会のみですが 印象は 良く。結果的には この’86のダモドもジュヴレよりは 骨太で しっかりと。ですが、十分に熟成の段階は経ており しなやかさもまた 持ち合わせる クラシックなブルゴーニュかな?
ただ、このドクターがお持ちになられたエチケットは片方のみで 実はジュヴレなのですが・・・・・。
相変わらず 頭が下がります。素敵なお皿をいただけ。こんなアイデアが 必要な ものですが 一緒にサイドビジネスなんかは 出来ないものだろうか?ですが。
そして、お姉さんは 遂に契約をされたようで。屋根が開くサソリを遂に。いいなあ、ムッシュマセラティで 彼女はサソリか。素敵過ぎるな。このサソリも 次男が乗ってみたい 1台だったような気がする。
そんなお祝いも兼ねた ジャクソン。ヴィンテージ’96ももう既に非常に希少なものになっているような。個人的には ブラン・ド・ブランのサロンなどは まだまだ硬い印象のヴィンテージですが 今回の’96は 何とも滑らかで 厚みのある上質なシャンパーニュの。その名に恥じない ふくよかなスタイルに正に妖艶なセクシーさを。うーん、この彼女が サソリのステアリングを握る姿にだぶらせたのは僕だけだろうか?ですが。
何時か 乗せてください!は無理かな・・・・・。
Sommelier R.Imamura