Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ハートの’93

ご縁は無かったですが、ワイン業界でも その存在は特別な方だったかと。祭壇に於かれたDRCの2本は、テレビの画像からもアップにされており 中身がはいっておりました。想像でしかないですが、飲まれる機は逸したのかな?まま、何度も飲まれたのかもしれませんが おそらくはお生まれ年のヴィンテージ’60でした。この年は確か 祭壇に並べられていたロマネ・コンティとラターシュしかボトル詰めはされていなかった筈です。だからこそ貴重なボトルであることは一段と。
それにしても喪主さんの 大変さが伝わる映像でもありました。ご冥福を。
で昨夜のハートの’93は
・Chateau Calon Segur’93 St Estephe

不意のお越しの新たなゲストでしたが、結局4時間の所要時間で グラスからのスタートでしたが 結局3本のボトルを。以前の店舗さんには、お越しになられたことが有られた方のようですが 貸切状態の時は構わないのですが 他のゲストがおられる時も お声のトーンが。お相手も 全くでしたが グラス用のワインの残りの澱の部分までもご自身で注がれていたので 結局。
お会計時に 福沢さんを1枚だけ出されましたが すみません 流石に。驚かれる節もお連れのマダムも有られましたが、6杯取のグラスワインで¥1,500−の銘柄を ボトル3本ですので。ご理解いただけるでしょうか?で。
移転前は その手のことは無くなっておりましたが 東大路通りでは まだまだ新参者ですので 木を付けないといけないか・・・・・・。

そんな中での何時もの御二人は 今宵も。ワインの勉強を始められたドクターは、ブルゴーニュのドメーヌ名まで少しづつ。ですが、今回は べたと言うと失礼ですがハートのエチケットを。流れとしても納得なのですが、以前のお勧めでこの銘柄も勿論お勧めした経緯もあるのですが 軽く却下されていたので。
だからこそ、ワインに対する知識が少しでも増えられることも意味が有るかと。
’93も気が付けば22年時を経て お恥ずかしながらコルクを失念してしますことにも。味わいはほろ苦いエスプレッソの風味もありながらも 円く穏やかなタンニンも心地よく。
来週のご予約もいただけましたが、次回は どんな銘柄をリクエストいただけるかな。楽しみです。
Sommelier R.Imamura