Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Chateau d’Yquem’85

本日のお昼間はゆっくりとの週末で。長男はいそいそと外出を、次男はまだまだ おぼこい感じで しばしの家族の団欒になります。
その後は昨夜にいただいた久々のご依頼に 自宅地下のセラーをひっくり返しながら お渡し可能なシャンパーニュと ブルゴーニュを。今回も出来る限り気合を入れてセレクトしないと!少しでも在庫を現金化すべき時期でもありますので。
で昨夜の久々の極上の貴腐は
・Chateau d’Yquem’85 Sauternes 
・Profile’92 Merryvale Napa Valley

賑やかなイベントのご様子もお見かけしましたが、静かな対照的な僕のカウンターで。お待ちしておりましたのドクターは、何時ものマダムを伴われてで。やはり粋な銘柄をセレクトされる、久々の貴腐の最高峰に 俄然やる気は出るもので。リストのレギュラーボトルの手持ちは’85’84と微妙な違いですが、やはり’85の方がポジティブな印象が。永遠の生命を約束される甘口の貴腐ワインですが、たっぷりとお食事を召し上がられた後のご利用ですので 何時もならシャンパーニュブルゴーニュの赤に終始が 今宵は。鼈甲飴の味わいに洗練された酸のバランスが この銘柄だけは呑み込めてしまうブティーユでも。ただ、甘いだけではない 特別なバランスを熟成したイケムは何時も醸し出す甘美な1本で。
ちなみに画像の’73はリストに次に入れ替えられるヴィンテージになります。甘口の最高峰も手持ちが無い訳にはいきません。
こちらも久々の和服姿のお姉さん。ムッシュとはワインのお好みは対極ながらも今宵は男性に寄り添うように。
プロファイル、正にそんな生業からワイナリーの経営へと。ナパの生産者さんの流れを代表するような造り手ですが、ヴィンテージ’92はボルドーのそれからすると非常にポジティブなカベルネ・ソーヴィニヨンの出来を。
むしろ これくらいの段階からやっと豊満すぎる果実のヴォリューム感がスリムに纏まってくる そんなゴージャスな逸品でも。
やはり時として必要になる、それがナパのカベルネ・ソーヴィニヨンのカテゴリーかな。現状では、アメリカのピノ・ノワールもまた必要不可欠なカテゴリーでもあるかと・・・・・。

           Sommelier R.Imamura