Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Paul Pernot

本日のお昼間も、バタバタと所要で。久々のトライアンフで花粉症をおしてでしたが、今年は本当に どうもましだな?症状も厳しくなく、3月のスタートを。
また、昨日の休日は 月末の作業の祇園町界隈のダイレクトメールのポスティングを。もう13年ぐらいさせていただいておりますが、年に12回なので100回以上は こなしているこいとになりますが雨に完全にたたられたのは初めてで。次男なんかは びしょ濡れで 小さな体は やはり大変だな。
まま、それでも 雨のお蔭で花粉の脅威からは避けられたのは事実でしょうが。
そして今宵からの3月のスタートです。
で先月の〆の晩は
・Puligny Montrachet Les Pucelles’00 Paul Pernot et ses Fils

後半は芳しい展開の無い2月の戦いだった・・・・・。
この晩も 寂しき僕のカウンターではありましたが、深夜にお約束通りのムッシュはお姉さんを引き連れて。大分、酔われているご様子は 見なくても。
ですが、何時ものように白のリクエストで。
味わいの解り易さって非常に大切だと思われます。それもまた嗜好の流れもあるでしょうし。解り易い味わいも 正直一般的には大切でしょうから。そうなると、白のシャルドネは世界レベルでも非常に上質なボトルは増えているかと。そして、このクラシックなエリアのブルゴーニュも 安泰ではないのですが やはりそれでも帰るところはここになりますが。
ピュリニのプルミエの限りなく特級に近しい存在の ピュセル。ブルゴーニュの白のイメージでかなりポジティブなヴィンテージの’00。そしてこの最上の造り手は、マット・クレイマーも素晴らしい褒め言葉を。そう、最上の造り手のルフレーヴとピュリニの王座を争うドメーヌになるだろうと。まま、それでも非常に市場では少ない球数の彼らのものは 希少でありルフレーヴほどではないものの高価で。
やや鋼のミネラルが残るものの、トランスバージュで15年の眠りから覚ましてあげるかのように。黄金色の液体からは、そのポテンシャルがはっきりと感じられる金柑や金木犀の。
とろみのある味わいの中に しまりのある酸が 優雅さを引き立てます。
深夜には ややしゃきっとする味わいかもしれませんが、これもまた お試しいただく価値のある逸品で。

              Sommelier R.Imamura