Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Leflaive Lafon’99

本日の夕方のテレビの番組に 嘗てお世話になっていた和食の料亭の女将さんが。丹後の本店の 近隣に美術館を開業されたようで。今考えてみれば 実の母の年齢に近い方だったんだなあ?と。僕の母は ままそんなお仕事とは無縁ですが まだまだ元気にしておりますが 女将さんもまた 未だにお元気そうで。20代の中ごろに 夜中に呼び出されて 深夜まで お説教をいただいた記憶が懐かしくも。”一生懸命は鶏でも してんねん!”は気持ちを挫かれる台詞でもありましたが。
で 昨夜のブルゴーニュの白の逸品は
・Puligny Montrachet Clavaillon’99 Leflaive
・Meursault Clos de la Barre’99 Comtes Lafon

深夜まで お待ちしておりました。久々のお姉さんを伴われてのムッシュでしたが 白の流れで。
特集のページの中から ルフレーヴが有るじゃないか!のお言葉に 今宵の流れは是非共の想定通りでした。
週末を控えている週半ばですので 可能であれば 1本でさくっと。でしょうが その思惑をご理解いただける辺りもこちらの お姉さんの 素敵なところです。
結果的にも贅沢なピュリニーとムルソーを代表する贅沢な造り手の饗宴になりましたが 同じヴィンテージ’99に 造り手の違いでもあり またアペラシオンの違いでの味わいの異なりがはっきりと。こんな経験が 正にソムリエには必要なテイスティングになるのです。また、飲み頃にもなっているところもまた重要で 若い2010年代のものなどでは この違いは見えて来ないでしょうから。
肉付きの良いピュリニ・モンラッシェのプルミエは 入りは軽やかなのですが 余韻い繋がるアフターの余韻の長さと味わいの増幅に 流石の豪華な味わいを。
対して ややタイトにも感じさせるムルソーですが 中盤に味わいを持ち続けさせて こちらも余韻の繊細なスタイルが これもアペラシオンの特徴かと。
グラン・クリュの無いこのエリアの その対比もまた興味深いですが いずれにしても どちらの造り手も もう 簡単には抜栓させていただき難い 希少な造り手かと。何時もながら有難うございます。
Sommelier R.Imamura