Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

未だ3月は


本日のお昼間は、買出しくらいで。花粉の症状も未だ それ程でもないのでマスクをしたり しなかったりで。このくらいで、5月までいってくれれば随分楽なんだけどな・・・・。
そして、模索中のAプランは完全に却下になってしまったかな。引き続き Bプランに全力を傾ける方向で。中々思うようにはいかないものです。
で昨夜も思うようには3月のスタートは切らせてもらえずに
ですので今月の特集について
桜待ち遠しい季節にもなってまいりましたが、今月はナパ・ヴァレイのカベルネ・ソーヴィニヨンの逸品を。スタイルはボルドーの左岸のものを模倣することから始まるでしょうが、現状では全く似て非なるものでも。若い段階から、熟れたタンニンはスムースで たっぷりとした味わいは ボルドーの酸を持ち合わせるスタイルよりも 喜ばれる瞬間も。
特に今回は’92に面白味のある クロ・デュ・ヴァルとメリーヴェルのプロファイルが。20年以上の瓶熟を経た味わいは若い頃の暴れ馬から 洗練した姿へと変貌していることも予想可能で。
また、今月のとっておきでもある ’01のド・ペルドリのエシェゾーを。
これでもおそらく 10年くらい前に購入したボトルで。その際の売り文句も 記憶にしっかりとですが DRCの半分以下のプライスで 全く見劣りしない逸品だとのコメントが。
僅か1本だけしかお分けいただけなかったことも事実ですが、そろそろ放出する次第で。比較的早い段階から飲み頃を意識させてくれる’01ヴィンテージですが それでも14年の時の流れに 興味深い希少な1本でもあるかと。
同じような存在かもしれませんが、若木故にブルゴーニュ・ブランの名称を与えられているヴォギュエの白も。こちらも’04とまだまだかな?ですが、この手の銘柄も 既に手が付けられない価格が設定されており 今後は中々おいそれとはお飲みいただけない銘柄にも。そして、数年後には名称がミュジニ・ブランとなり 市場での価値は再度上昇が容易に・・・・・・。
新しい季節を迎えるこの時期 是非とも祇園町にてワイングラスを傾けていただく機会を与えていただければ幸いです。             Sommelier R.Imamura