Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

久々のマグナム

休日は月末の作業のダイレクトメールのポスティングに。次男が最近は、少しだけ自転車での遠出が出来るようになったので今回は自転車で親子三人で。まま、秋の観光の方々の多い時期でもあったので駐車場を探すのが面倒だと言うのも事実です。
何時ものように祇園町界隈を回るのですが、ある同業者さんの店舗の前にディスプレイではないような空き瓶の数本が。おそらくは?と言う勝手な想像ですが昨夜の使用ボトルの廃棄分かな?そんな印象でしたので興味深く銘柄を見つめましたが、当然ながら得手不得手もあるでしょうし それぞれのソムリエさんの好みがそこには深く出てくるでしょうし。万遍なくのラインナップではありましたが、やはりヴィンテージが全て2000年以降のものであったので・・・・・。
で先週末の久々に仕事を少しだけさせていただけた。そんな晩は
・Cremant de Loire Langrois Chateau 1,500ml
・Cabernet Sauvignon’97 Sequoia Grove Napa Valley 1,500ml

結果的には、やはり9月は思うところ もうデング熱にでもかかった そして1月休んでしまった・・・・・。そんな結果にも思えてしまう展開に 完全に心折れておりますが 9月の後2日も変わらず誇りは持ちながら。
深夜の男性陣は、久々の団体さんで。何時もながら賑やかな方々ですが、7名様と言うのは珍しい方たちでした どうやら名古屋からのお客人が有られたようで お仕事の難しいお話は何時もながらではありましたが。
ご予算は直ぐにおっしゃられたので、お人数の加減もあり 直ぐにマグナムが適正かと。大ぶりなワインのマグナムサイズにやや圧倒はされておりましたが 結果的には先ほどのお店ではレギュラーサイズを注いでいかれ4杯で足りなくなってしまった・・・・そんなお話を聞かされたので、そのあたりの経験も問われるかと。勿論、7名様だったら750mlでも ちゃんと1杯づつは綺麗に分けれると思いますが。
仕切り直しのような泡ものはシャンパーニュは、後の負担にコスト的になってしまうので クレマン・ド・ロワールでお許しを。勿論、ロワールの泡でもこのラングロワはシャンパーニュのボランジェが経営する間違えの無い造り手のひとつ。シャンパーニュ程の泡のきめ細やかさは無いものの、柔らかい果実のこくは 流石の逸品で。マグナムだからこそかもしれませんが。
生ハムとフロマージュの対応に追われながらも赤に。
パワフルなカベルネ・ソーヴィニヨンがお好みの皆様には、これまた珍しいカリフォルニアの 少し熟成した’97のマグナムを。こちらも優良な造り手のセコイア・グローヴ マグナムはエチケットではなく ボトルに直接プリントされた印象的なセコイアの樹が。
まだまだ、元気なパワフルな果実爆弾ではありますが マグナム用のデキャンタージュにするりと流し込み 角の取れた味わいに あっという間に。
ボトルの記載にはアルコール度は12%と書かれておりますが、本当かな?と言うくらいに凝縮した味わいでスムースなタンニンは このエリアでは当然でしょうが やはり受けは間違えないもので。
ちなみにこの銘柄、同じくマグナムで’85を手持ちでございます。機会が有られれば。

                    Sommelier R.Imamura