Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

またまた無題


本日のお昼間も愛犬はなちゃんの散歩に。相変わらず人懐っこいと言いますか、人間との触れ合いに飢えているような。微妙に普段あまりご挨拶すらのご近所さんからもコミュニケーションが得られるのも良し悪しかもしれませんが、ままこれもこれで。
で昨夜も本当に”つぶやく”ことが無い・・・・・
ですので、また現在の読書について
”最高のワインを買い付ける フランスの伝統的醸造家を訪ねる旅”
相変わらずこの手の書物は白水社さんが、多いようですが中々興味深いお題目です。
まだまだ、読み始めですが’80年代の話かな?アメリカ人がネゴシアン物ばかりを経済的な理由で輸入していたことからドメーヌ物へと移行していく過程を描いたものにも見えます。
ローヌのヴィユー・テレグラフやシャーヴにプロヴァンスのタンピエ、ブルゴーニュのフランソワ・ラヴノーにアンリ・ジャイエまで。彼らは訪問から買い付けにまで至るので、僕のビジネスとは異なりますが これもまた良き時代でもあるかな?今では中々このような動きは難しいだろうし・・・・・。
ちなみに最後に彼 カーミット・リンチが選ぶ最も思い出深いワインとの内容があるのですが、何時もの感じからするとやや 隔たりがあるようなラインナップかもしれない?
’03のクインタレッリのヴァルポリチェッラには違和感を覚えましたが、白が通好みかな?モンラッシェが含まれていなく ミシュロ・ビュイッソンのムルソー・ジュヌブリエール’71やフランソア・ショパールのムルソー・ブラニ’71、そしてポンソのモン・リュイザンの’61やコシュ・デュリのペリエール’79など今では手に入らない逸品が。
赤ではシャーヴのエルミタージュの’52’29とやはりこの銘柄の長命さを物語ります。
高嶺の花のペトリュース’61やジャイエのエシェゾー’78なども。
モンンティーユの’64のポマール・リュジアンが含まれているのも好感を得て、そしてやはりこの2本は誰しもなのでしょうか?唯2つと言うか僕も呑み込んだ経験のあるシュヴァル・ブラン’47のロマネ・コンティ’61とは特別なものなのかもしれない。
個人的には、貴腐の最高峰のイケムの’29が出会える機会があれば 甘美の世界に浸りたいものだなあ。

             Sommelier R.Imamura