Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’90’83’82’82’82’70

本日のお昼間も愛犬の散歩に。どうも人懐っこい はなちゃんで、ご近所の方に可愛がられるとテンションが異常に上がり興奮が抑えられなくなるような。まま、まだまだ子供だから仕方がない部分もあるでしょうが。
で昨夜は深夜から久々に複数本の素晴らしきヴィンテージワイン達が
・Chapelle Chambertin’82 Ponsot
・Duval Leroy Cuvee des Roys’90
・Chassagne Montrachet’83 Leroy
・Chateau Mouton Rothschild’70 Pauillac
・G.Michel Tradition Brut’82
・Barbaresco’82 Gaja

この週末の金曜日も後半にならないと実際には動きが無い 寂しき状況で。良くはないのですが、ままゆっくりとお話する時間も取れたりしたのでワイン談義には華が咲くのですが。
予定が変わられたようで、結局お越しいただけ幸いで。お持込のボルドーの1900年代前半と言われるボトルもコルクは非常に短く、抜栓はなされましたが グラスに注ぐ瞬間はもう色調がロゼのように。ここまで進んでいるかな?そんな印象ではあったものの呑み込んだ印象は、異なり。完全に熟成は仕切ってはいたものの、淡い酸が残るノスタルジーの1本で。ラフィットではないような?コスなんだったのかな?
その後の1本は、先日の’98のグリオットの若々しさから 目線を変えたい’82へと。余り熟成した彼のワインのイメージはポジティブではなかったものの、恐らくは蔵出しに近い状態のこのシャペルは素晴らしく綺麗な熟成とグラン・クリュの為せるポテンシャルをはっきりと。これがポンソの人気の理由なんでしょうかね。
久々に今宵は部下の方に祇園街お姉さん方も引きつれて。結局最後はお三方プラス 僕で5本を飲みきることに。
ドン・ペリニヨンの’95が美味しかった、とのことでしたが手持ちはもっと熟成したものばかりでしたので’90の王のシャンパーニュを。これもシャンパーニュの代名詞にも劣らない熟れた味わいの’90のバランスで。
白を1本挟むように、ルロワのシャサーニュの’83で。これも遂に使い切ることになりました、ここぞの場面で使い勝手の良かったモカのニュアンスに白も飲み頃が重要なお手本かな?
赤は今月の特集のボルドーから1本を。正直、お安くはないものの 他社さんでしたら仕入れ原価以下のお値付けになるのでは?のシャガールの’70で。久々の希少なRCボトルと言うのもありますが、液面も高く ’70年代最高のムートンのひとつかと。
中締めのようにシャンパーニュが、もう1本。今回もヘビーローテーションで有るべく、ギ・ミシェルの’82は林檎の蜜を芳醇に。この間にも紫煙が5本は上がっており、皆さん流石のお強さです。
〆はイタリアの帝王を。今宵3本目の’82は、どれも素晴らしく。久々の最長のコルクの抜栓もこの位のヴィンテージでしたら気持ちよく。朝方6:00ごろに呑み込むスミレの芳香は、言いたいことを言いたいだけなだけに 気が付けばでした。何時もながら有難うございます。

          Sommelier R.Imamura