Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’91’89’82’55’43

本日のお昼間は、何となく暖かさも感じさせるお日様に買い出しを兼ねてトライアンフを。夏場よりは調子も良くエンジンはキック1発でかかってくれるものの、相変わらず週1くらいしか跨ってあげれないだけに。それでも僕自身はしばしの気分転換にもなる、小さな小さな趣味でもあります。
また、その後は昨日同様にケーブルテレビで映画”スパイダーマン”を昨日は1でしたが今日は2を。ですが、自宅にDVDもあるのですが見たことを覚えていないのです。断片的ではありますが、毎回新たな気持ちで見れてしまうだけに妻からは羨ましがられましたが・・・・・。
で昨夜の連夜の極上のフランスの斎場の名醸ワイン達は
・Taittinger Brut’91
・Maxim’s Brut’55
・La Tache’82 Domaine de la Romanee Conti
・Chateau Latour’43 Pauillac
・Veuve Clicquot Ponsardin Trilennium Cuvee’89 1500ml
前半から何時ものムッシュからのお電話が。前回、前々回では随分クレジットカードの数字が大きかった為に危惧はしておりましたがご本人は覚えていないほどのことだったそうで・・・・・。
ご同伴も今宵もシャンパーニュ、テタンジェの’91。これも6本の手持ちでしたが遂に残すところ1本に。綺麗に熟れた味わいで比較的使い勝手も良かったのですが、そんなシャンパーニュはやはりあっという間のものです。それにしても祇園町のお姉さん、京都の某ワイン塾に通われておりますがテタンジェをご存知ないとは!まま、それでもワイン・エキスパートのライセンスを今年合格されております。まま、そんなものですが。
だらだらと流れる時間帯にバイタリティ溢れる社長さんからのお電話が。これで貸切状態になりましたが半年お待ちしたこの希少なマキシムの’55を。完全にコルクは栓としてしか為しておりませんでしたが、優雅な甘味を讃えたシェリーにも似た味わいは予想通り。訳あってのこの銘柄、正にこちらの彼らの為に仕入れた意味がありました。
お次は結局DRCに。ラターシュの熟成はやはり何とも優美な逸品だ。正に飲み頃と言った味わいながらも染み入る液体は本当に高価なものになってしまった。今後はやや値上げをさせていただかなければ致し方ないかと・・・・・。ですがですが、やはり最上のワインのひとつです。
そしてラトゥール’43まで。どうやら彼らはこのボルドーの方がお好みだったようです。確かに完全に全てのムダを削ぎ落すようなスタイルに熟成したこの1本は戦中の最も成功したヴィンテージ。正にノスタルジーな味わいは以前お試しいただいたマルゴー’45にも共通する名品。
〆は偶然の先のムッシュは実はこちらの社長さんをご紹介された方で。合流され久々のお話にも華が咲かれ。マグナムのシャンパーニュはクリコの’89を。これまたマグナム・シャンパーニュの手持ちがみるみる減っていくのも年末らしい。しゃっきっとするような感覚は滑らかな’89ながらも先のゴージャスなワイン達があっただけに・・・・。
                       Sommelier R.Imamura