Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

開花ながらも・・・・


本日のお昼間もジムに。気持ちの良い、お天気にここ数日で自宅の玄関周りの葡萄の樹にも花が。
画像はハイブリッドのワイン用の品種ではなかったものですが、これも小さな鉢植えですがここ数年しっかりと実が付きます。勿論、メルローシャルドネも同じように愛らしい小さな白い花と言えるかな?のような開花を。来週あたりから嫌な梅雨が来ないと良いですが。
で昨夜も閑散と・・・・・。
ネタとしては、エチケットが欠損した明らかに古いヴィンテージのボルドーの赤ワインをお預かりしたのでですが何れにしても1900年代前半のボトルのようで、これはこれで興味深く。それでも大分目減りした液面でした。個人的にも1900年代前半のボトルも何本かは扱わせていただく機会もありましたが これは低すぎるような・・・・・。勿論、僕の手持ちのこの辺りのヴィンテージのワインもここまでは低い液面ではないしな・・・・。嫌な予感も致しますが、まま良いか。

であっという間に読破してしまった、”誰も知らなかったワインの瓶熟 その真実”について。
表紙に添えられている”オーナーソムリエ30年 独断と偏見のつぶやき”と言いうのが良いですね。
賛否も色々とありますが、同じ意見を持つ部分も沢山ありましたので。
ソムリエのテイスティングについてや ワインに対するお気持ちに関してはやや 隔たりがあるかな?取り違えてるかもしれませんが、僕は常にワインは飲みたい!気持ちが何時でもあります。確かに真摯な姿でワインをテイスティングされておられて、それ以上に呑み込めない部分もあるかもしれませんが。勿論、それぞれに経験の段階もあるので。
また、在庫過多ではあるのですが ストックしているワインバーありますよ。マグナムやダブルマグナムなども。小さな店ですが、5Lの空きボトルも数本ありますし。マグナムに至っては現状でも40本以上の手持ちがありますので やや時代は変わっているかもしれません。
ワインの瓶熟に関しては、そうですね 確かに熟成させる為には 多少の温度変化は よろしいかと。僕の店舗でも、メインのセラーは基本年間温度は変化しません。ただ、開け閉めなどで夏場は ゆるやかな温度の上昇は否めないもので。そして、自宅の地下のエイジングのセラーは 冬場の8度くらいから夏場の18度くらいまではゆっくりと温度変化を必然でしております。これで基本綺麗な熟成をしていくのではないかな?ただ、僕の本当にリリース直後の買い付けは90年代前半のものからなので やはり30年のキャリアをお持ちの方とは比較にならない。後10年20年してから答えはおのずと。
そして最終的には、若い段階でワインを呑み込むべきではないと言う意見は最も合致するところかな。力だけを求めず繊細な段階の味わいに入った、グラン・ヴァンの素晴らしい世界に取りつかれた 同じ穴の・・・・と言うところでしょうか。
是非、皆さんにも読んでいただきたい。勿論、プロの方にも必須かも。

                 Sommelier R.Imamura